プロ野球の「リクエスト」はなぜ遅れている?メジャーとの差やルールの裏側を解説
プロ野球の試合中、際どい判定のたびに行われる「リクエスト(ビデオ判定)」。今や試合には欠かせない制度ですが、実はメジャーリーグ(MLB)との間には大きな差があることをご存知でしょうか?ラジオで35年間実況を続けてきた村上和宏さんが、意外と知られていない「野球のルール」の仕組みと、リクエスト制度の死角について解説します。
「野球規則」と「アグリーメント」って何が違うの?
私たちが普段観戦しているプロ野球には、実は2つのルールが存在します。一つはアマチュア野球とも共通する「野球規則」。そしてもう一つが、興行としてのプロ野球を運営するために独自に決められた「アグリーメント」です。例えば、コリジョンルールや頭部死球による一発退場ルールなどは、このアグリーメントによって定められています。これらは毎年アップデートされており、実況アナウンサーもキャンプ地での取材を通じて、常に最新の基準を確認しているのです。
なぜNPBのルール導入はMLBより遅いのか?
ベースの大型化やコリジョンルールなど、日本で導入されるルールの多くは、本場アメリカのMLBでの採用から2〜3年遅れて導入される傾向があります。かつてパ・リーグで導入されたDH制も、MLBから数年経ってからでした。このタイムラグがあるからこそ、慎重な議論が必要ですが、一方でファンの間からは「ビデオ判定の基準」に対する不満の声も少なくありません。判定に一喜一憂する中で、果たして今の制度は本当に公平なのか、進化し続けるプロ野球の課題が浮き彫りになっています。
詳しい解説は、村上和宏さんの連載記事(