コンビニ和菓子がきっかけ?若者が専門店に集まる「意外な和菓子ブーム」の裏側
コンビニが「和菓子の入り口」に?老舗店が感謝を伝える理由
最近、SNSで「コンビニの和菓子に感謝したい」という老舗和菓子店「金精軒」の投稿が大きな話題を集めました。明治30年から続く老舗がなぜコンビニに感謝しているのか?その背景には、和菓子業界で今まさに起きている若者の意識の変化がありました。これまで年配層のイメージが強かった和菓子店ですが、実は今、20代を中心とした若いカップルや個人客がこぞって専門店に足を運ぶようになっているのです。
コンビニからSNSへ。専門店が選ばれる「黄金ルート」
金精軒のSNS担当・小野さんによると、若いお客さんにはある明確な「来店フロー」があるといいます。それは、「1.まずコンビニで和菓子を食べて美味しさを知る」「2.SNSや動画サイトで専門店の情報をキャッチする」「3.デートや特別な体験として専門店を訪れる」という流れです。コンビニで手軽に和菓子の味を知った若者が、「もっとこだわりの一品を食べてみたい」という欲求から、専門店を特別なスポットとして選んでいるようです。競合と思われがちな両者ですが、実際には「入り口」と「目的地」という素晴らしい共生関係が築かれていました。
Z世代が求めているのは「ここでしか味わえない体験」
興味深いのは、若い世代が選ぶお菓子の傾向です。奇をてらったものではなく、「そのお店の看板商品」や「作りたてのライブ感がある和菓子」といった王道が圧倒的な人気だといいます。インフルエンサーの情報で予習し、実際に現地でその体験を確かめるというプロセスは、まさにデジタル世代ならではの楽しみ方です。「特別な場所」として和菓子店を訪れる若いカップルたちは、老舗の伝統的な味をしっかりと受け止め、楽しんでいるようです。コンビニで見つけた小さな幸せが、日本の伝統文化を次世代へと繋ぐきっかけになっているとは、なんとも素敵な話ですね。
参考: