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「心折れた」遠距離介護の現実…認知症の母の歯科通院が限界に!作家・工藤広伸さんが語る「訪問歯科」への転換

投稿日:2025年11月21日

岩手・盛岡で暮らす認知症の母(82歳・要介護4)を、東京から通いで遠距離介護している作家でブロガーの工藤広伸さん。実家に帰省するたびに、母の口腔ケアや治療のために歯科通院を続けてきましたが、近年、その通院が限界に達してしまったと言います。入れ歯の不具合が続き、通院回数と介助の負担が増大。そんな中で、工藤さんが初めて利用した「訪問歯科」の存在が、大きな転機となったそうです。

命に関わる「口腔ケア」の重要性

工藤さんが母を定期的に歯医者へ連れて行くようになったのは、口腔内に白いコケのようなものが広がる「口腔カンジダ」がきっかけでした。
歯科医からは、「口腔カンジダを放置すると、高齢者の命に関わる誤嚥性肺炎につながる」と告げられ、口腔ケアの重要性を痛感。それ以来、3か月に1回の定期検診を欠かさず受けるようになりました。

片道タクシーの遠距離歯科通院…負担増大の現実に直面

実家から徒歩3分の歯科医院でしたが、母の手足に障害があるため、通院にはいつもタクシーを利用していました。治療費よりも往復のタクシー代が高くつくこともありましたが、母の安全を最優先してきた工藤さん。しかし、ある出来事を境に、歯医者への通院を断念し、歯科の訪問診療、いわゆる「訪問歯科」への切り替えを決意します。

入れ歯トラブルが多発!「心折れた」瞬間

母の入れ歯が頻繁に割れるようになったのは、2023年頃から。経年劣化が原因と見られ、その都度修理をしていましたが、歯科医からは「イチから作り直しましょう」と提案がありました。型取りから始まり、他の歯の治療も重なり、上下の入れ歯が完成するまでに11か月もの歳月を要しました。

ようやく完成したものの、それから8か月後に上の入れ歯の前歯が抜け落ち、修理。しかし2か月後には再び同じ箇所が破損してしまいます。通院回数が増える中、今度は母が寝ている間に下の入れ歯を外し、寝返りで割ってしまう事態が発生。歯科医から「下の入れ歯は型取りからやり直し」と告げられた工藤さんの心は、ついに折れてしまいました

「これ以上の通院はもう無理かもしれない」——そんな絶望感の中で、工藤さんの脳裏に浮かんだのが「訪問歯科」の存在だったのです。

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