【W杯の記憶】「3戦12失点」…なぜ北朝鮮代表は南アフリカの地で崩壊したのか?
強固な守備はどこへ?2010年大会で見せた北朝鮮代表の衝撃的な結末
2026年北中米W杯が開幕し、世界中が熱狂に包まれています。出場枠が48ヵ国に拡大されたことで、今後さらなる「実力差」が話題にのぼることも増えるでしょう。そこで今回は、かつてW杯の舞台で厳しい現実を突きつけられた「21世紀で最も苦戦したチーム」の一つ、2010年南アフリカ大会の北朝鮮代表を振り返ります。
アジアの難敵をなぎ倒した堅守、本戦で直面した「世界の壁」
当時の北朝鮮代表は、アジア最終予選を8試合でわずか5失点という驚異の堅守で突破しました。1966年イングランド大会以来、実に半世紀ぶりの出場とあり、鄭大世(チョン・テセ)選手を中心に国内の期待は最高潮に達していました。しかし、本戦までの親善試合で勝利を挙げられないなど、不安要素はすでに積み重なっていたのです。
初戦のブラジル戦では、あのマイコンのスーパーゴールなどで2-1と食らいつき、最後には大会初ゴールを挙げるなど希望を見せました。ところが、続くポルトガル戦では守備組織が完全に崩壊。前半こそ1失点で耐え抜いたものの、後半だけで6失点を喫する悪夢のような敗戦を味わうこととなりました。結果としてグループステージ3戦で計12失点。世界最高峰の舞台で「実力不足」という厳しい現実を突きつけられた歴史として、今もなお語り継がれています。
※本記事の詳細は