【W杯】ブラジルに惜敗…金田喜稔氏が指摘する「守備一辺倒」になった敗因とは?
先制弾の佐野海舟を称賛!前半の日本は「完璧に近い守備」だった
北中米ワールドカップ・ラウンド32で、日本代表は強豪ブラジルと対戦し1-2で惜しくも敗戦しました。この試合を解説した金田喜稔氏は、試合の入り方や先制点について評価しています。29分、佐野海舟が見事なインターセプトからドリブルで持ち込みミドルシュートを突き刺したシーンは圧巻でした。金田氏も「相手の動きを読む能力に長けている」と絶賛しており、先制直後の日本の守備組織も非常に機能していました。
「守り一辺倒」で攻撃のスイッチが入らなかった後半の課題
しかし、後半に入ると流れは一変します。56分にカゼミーロの同点弾を許すと、チーム全体が守備に追われ、攻撃に切り替えるエネルギーを失ってしまいました。金田氏は、主力選手の不在や厳しい選手層といった事情はあるものの、「守備から攻撃につなげる力」がチームとして作り出せなかったと指摘。守るだけでは勝利は引き寄せられません。最後まで守備の意識が強すぎた結果、ブラジルとの決定的な差が生まれてしまいました。
孤立した上田綺世と「攻撃の厚み」を生み出せなかった理由
また、攻撃面での大きな問題点として、ワントップの上田綺世が孤立していたことが挙げられます。上田が身体を張ってボールをキープしても、周囲のサポートが少なく、こぼれ球を拾う動きや追い越す動きが不足していました。特に堂安律や中村敬斗といった攻撃の核となる選手が、守備に追われすぎて体力を削られていた点も痛手でした。前への推進力を失い、バックパスが増えてしまったことが、日本が後半にチャンスを作れなかった最大の要因だと言えるでしょう。
日本代表のさらなる成長には、守備の安定感だけでなく、ピンチをチャンスに変える切り替えの速さと、孤立する前線へのサポート体制が今後の重要なテーマになりそうです。今回の悔しい敗戦を糧に、次なるステージでの飛躍に期待したいところです。
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