阪神・森下の退場騒動で再燃!なぜ日本プロ野球は「ロボット審判」導入に消極的なのか?
「俺がルールブック」はもう古い?森下選手の退場騒動が突きつけた課題
6月6日の楽天戦で、阪神タイガースの森下翔太選手が受けた「暴言による退場処分」。ストライク判定を巡り、審判と衝突したこの一件は、SNSや野球ファンの間で大きな議論を呼びました。翌日、森下選手には制裁金10万円と厳重注意が下されましたが、ファンからは「あの判定はひどい」「選手が可哀想」といった同情の声も多く上がっています。そんな中、球界のレジェンドである落合博満氏は「審判のジャッジに不服を言ってはいけない」と苦言を呈しました。しかし、150キロを超えるボールを肉眼で完璧に判定するのは、もはや人間の限界を超えているのではないでしょうか。
世界は「ロボット審判」へ。NPBが導入を渋る“昭和の威厳”とは
現在、MLB(メジャーリーグ)ではAIによるストライク・ボール判定システム「ABS(ロボット審判)」が本格稼働しています。試合中には、球審の判定がシステムによって覆るシーンも珍しくありません。もちろん人間がジャッジする以上、ミスは起こり得ます。しかし、テクノロジーによって正確な判定が求められる時代において、NPBは未だにストライク判定の「自動化」を本格的に議論していません。これには「審判の権威が損なわれる」という、いわば「昭和の審判の威厳」を重んじる旧態依然とした体質があるのではないかと囁かれています。
「判定の正確さ」と「試合の質」をどう守るか
選手会からも導入が求められている「ピッチコム」や「ABS」ですが、NPBの対応は非常に慎重です。しかし、選手たちが全力でプレーしているからこそ、審判の判定一つで試合結果が大きく左右される現状には限界が来ています。ファンの多くは「公平な判定」を求めており、もし誤審が目立つようになれば、かえって審判の信頼は失われていくでしょう。時代の変化に合わせてルールを進化させるのか、それとも今の形式を貫くのか。今回の森下選手の退場騒動は、日本の野球界が今後どう変わっていくべきかという、大きな転換点を我々に突きつけているのかもしれません。
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