開星中学校柔道部で体罰・暴言 20代顧問が1年間の登録停止処分に
「強豪のプレッシャー」で指導を誤ったと弁明、学校側の対応が問われる事態へ
島根県松江市にある私立開星中学校で、柔道部顧問による深刻な体罰や暴言が明らかになり、波紋を呼んでいます。島根県柔道連盟は、部員に対して平手打ちやタオルで口をふさぐなどの行為を繰り返していた20代の男性顧問に対し、1年間の会員登録停止処分を科しました。
部員への暴力と暴言の常態化 内部告発で発覚した実態
今年5月に寄せられた内部告発を受け、学校や保護者への調査が行われた結果、顧問による行き過ぎた指導の実態が浮き彫りになりました。調査によると、顧問は昨年8月の合同合宿で複数の男子部員を平手打ちしたほか、練習中には部員の鼻や口をタオルでふさぐという極めて危険な行為も行っていました。さらに、「あほ」「ぼけ」「しばくぞ」といった威圧的な暴言も日常的に繰り返されていたといいます。
学校側の対応と今後の再発防止策
問題を起こした教諭は2022年4月から顧問を務めており、当時の聞き取り調査に対し「強豪というプレッシャーにより、指導法の判断を誤った」と反省の弁を述べています。学校側は昨年8月の合宿の際、他校からの指摘を受けて一度は厳重注意を行っていたとのことですが、その後も体罰が続いていたことは深刻な問題です。開星中学・高等学校の田中薫副校長は、今回の事態を重く受け止め「校内の他部活でも同様の事案がなかったか徹底的に調査し、再発防止に努める」とコメントしています。スポーツの現場における健全な育成環境のあり方が、改めて厳しく問われています。