ルイス・ハミルトンが悔やむイギリスGPの裏側。なぜフェラーリで「ひどいアンダーステア」に苦しんだのか?
予期せぬ「バランス崩壊」…ハミルトンが苦戦した理由
最近、フェラーリでの好調ぶりが目立っていたルイス・ハミルトン。しかし、母国開催となったF1イギリスGPは、彼にとってほろ苦い結果となりました。チームメイトのシャルル・ルクレールが優勝を飾る一方で、ハミルトンは3位表彰台という結果に。好調だったはずのハミルトンを襲ったのは、マシンセットアップの「判断ミス」でした。
ウイング調整が裏目に。ライバルと対照的だった明暗
レース後、ハミルトンは自身の苦戦について「フロントウイングの角度を調整した結果、ひどいアンダーステアになってしまった」と振り返っています。実はこの週末、ルクレールは予選よりもフロントのダウンフォースを増やす方向で調整していましたが、一方でハミルトンはリアの不安定さを嫌ってフロントのダウンフォースを減らす決断をしました。これが致命的な判断ミスとなり、レース序盤にフロントのグリップを完全に失う結果を招いてしまったのです。
プロの判断でも難しい「マシンバランス」の調整
ハミルトンは「僕とエンジニアチームの責任だ」と自身のミスを潔く認めました。アンダーステアによって特に高速コーナーでのタイムロスが大きく、レース序盤は苦しい展開を強いられることになりました。その後、ステアリング設定やドライビングの見直しでラップタイムを改善させましたが、すでにトップとの差は大きく開いてしまった後でした。トッププロであっても、当日の風向きや路面状況を見極めてマシンを完璧にセットアップするのは至難の業。今回のレースは、F1という世界の繊細さを改めて感じさせる一戦となりました。
F1の最新情報やレース結果については、