【尾上右近】自主公演「研の會」が遂にファイナル!10年の軌跡と隠された涙の理由とは?
歌舞伎界の若き実力者、尾上右近が挑んだ10年間の集大成
今、歌舞伎界で最も熱い視線を浴びている俳優といえば、尾上右近さんです。大河ドラマ「豊臣兄弟!」への出演など、その活動の幅はとどまるところを知りません。そんな右近さんが、2015年から自身の全てを懸けて続けてきた自主公演「研の會(けんのかい)」が、この秋、ついに第10回目にしてファイナルを迎えます。23歳から走り続けた「研の會」は、右近さんにとってどのような意味を持つのか、その熱い想いに迫りました。
「自主公演」が教えてくれたもの。右近さんが流した涙のワケ
そもそも歌舞伎俳優にとっての「自主公演」とは、劇場の手配から共演者のオファーまで、すべてを自分自身でプロデュースする非常にハードルの高い挑戦です。右近さんは、当時を振り返り「先輩から『10回は続けるべき』と教わった」と語ります。記者会見では、23歳の自分自身に宛てた手紙を読み上げ、当時の不安やプレッシャーを思い出し、思わず涙する場面も。「飾らない、むきだしの自分を見せるのが『研の會』らしさ」と語る右近さんの言葉には、10年間で築き上げた確固たる自信と、歌舞伎への深い愛情が詰まっていました。
最後は「ひとり」で。ファイナルにかける究極の決意
今回のファイナル公演において、歌舞伎俳優の出演者は右近さんひとり。これまでは同世代との共演で話題を集めてきましたが、最後はあえてひとりで立つことを選びました。「ラストはひとりで終えたいという気持ちが大きかった」と語る通り、その決意は潔く、美学を感じさせます。歌舞伎ファンはもちろん、これまで歌舞伎を見たことがないという方も、右近さんがこの10年で到達した「今」をぜひ目撃してください。