産油国ロシアで何が?給油に39時間待ち…「ソ連時代への逆戻り」と叫ばれる深刻なガソリン危機
世界有数の産油国でなぜ?深刻化するガソリン不足の真相
世界最大級の石油生産量を誇るロシアで、今、信じられないようなガソリン不足が起きています。日常的に車を利用する市民にとって、ガソリンスタンドは「たどり着けるかどうかわからない場所」と化しており、シベリア東部では給油のために最大39時間もの大行列ができる異常事態が発生しています。まるでソ連時代を彷彿とさせるような配給制や、ナンバープレートによる給油制限が多くの地域で敷かれており、市民生活に甚大な影響が出ているのです。
戦争の代償か…ドローン攻撃が招いたインフラの悲劇
なぜ産油国であるはずのロシアで燃料が不足しているのでしょうか。専門家たちの分析によると、その大きな原因はウクライナによるロシア国内の石油インフラへのドローン攻撃にあるとされています。この攻撃により、ロシア国内の精製能力の25%以上が失われたとのデータも出ており、供給網が完全に機能不全に陥っています。ウクライナとの距離が遠いイルクーツクのような地域ですら、燃料不足は深刻で、待ち続けるドライバーのために道路沿いに仮設トイレが設置されるなど、前代未聞の光景が広がっています。
「明日給油できる保証はない」過酷な現実と市民の怒り
ロードトリップに出たカップルが給油のために39時間もの立ち往生を強いられたエピソードは、現在のロシアの混乱を象徴しています。給油所に並ぶ車列は数キロに及び、一度に給油できる量も制限されるため、市民は「配給券がないと燃料も手に入らない」「ソ連時代に戻ったようだ」と強い不安を口にしています。戦争が続く中、当たり前だった生活が崩壊していく現実に対し、SNS上では当局への怒りや不満が渦巻いています。