スペイン領セウタに移民5万人殺到!イタリアが異例の「1カ月限定」国境封鎖へ
なぜイタリアは国境審査を復活させたのか?
北アフリカにあるスペイン領セウタに、なんと推定5万人もの不法移民が押し寄せるという緊急事態が発生しました。この事態を重く見たイタリア政府は、7月31日、8月の1カ月間限定でスペインからの渡航者を対象とした入国審査を復活させると発表しました。通常、EU圏内では移動の自由が保証されており、国境審査は原則として廃止されています。今回の措置は、まさに「異例中の異例」と言えます。
「安全を守るための例外措置」メローニ首相の狙いとは
イタリアのメローニ首相は、今回の審査復活を「国の安全を守り、国民への影響を防ぐための例外措置」だと強調しています。不法移民がセウタからスペイン本土を経由し、イタリアへ流入することを未然に防ぐのが狙いです。今回の審査は主にEU圏外からの渡航者を対象としており、抜き打ちで実施する可能性も示唆されています。これからの旅行シーズン、もしスペインからイタリアへ移動を予定している方は、注意が必要かもしれません。
現在のスペインとモロッコの状況
今回、大騒動となったセウタですが、スペインのアルバレス外相によると、亡くなった57人を除く「ほぼ全員がモロッコ側へ戻った」とのことです。混乱は収束に向かっているようですが、今回の件でヨーロッパの国境管理に対する議論はより一層激しさを増しそうです。EU全体が抱える移民問題、今後どのような対策が取られていくのか、引き続き注視する必要があります。