【試乗】唯一無二のイタリアン・スポーツ!「アルファロメオジュリアクアドリフォリオ」の成熟した実力とは
10年経っても色あせない!「ジュリア」という名の官能的な愛車
デビューから10年。廃止の噂がありながらも、今なお圧倒的な存在感を放つ「アルファロメオジュリアクアドリフォリオ」。500馬力オーバーのFR(後輪駆動)スポーツセダンという、現代では貴重なパッケージを貫くこの一台は、まさに唯一無二の存在です。今回は、最新モデルとなる「エストレマ」に試乗し、その真価を徹底解剖しました。フェラーリの技術者が手掛けた「ジョルジオ・プラットフォーム」が生み出す走りは、ジャーマンスポーツへの強烈なアンチテーゼであり、乗るたびに「これぞイタリアの情熱」と確信させられる魅力があります。
峠がステージに!520馬力が解き放つ官能的なドライビング体験
ドライブモードを「レース」に切り替えた瞬間、ジュリアはまるでステージで踊り出すかのような変貌を遂げます。クイックなステアリングを通じて路面状況が手に取るように伝わり、V6ツインターボエンジンが弾けるパワーを解き放つ感覚は、まさに「官能的」の一言。2024年のマイナーチェンジで採用された機械式LSDにより、さらにドリフトのコントロール性が向上。限界域で遊べる楽しさと、日常使いできるしなやかな乗り心地が見事に両立されています。かつての伝統を守りつつ、現代の技術で「爛熟の域」に達した一台といえるでしょう。
日常と非日常を操る「二面性」こそ、アルファロメオの美学
この車の驚くべき点は、ハイテンションな走りだけでなく、移動時の快適性にも妥協がないことです。ドライブモードを戻してサスペンションをソフトに設定すれば、驚くほどスムーズで上質なセダンへと早変わりします。「乗り心地の悪いイタ車は存在しない」という格言を地で行くような、しっとりと水が沁み込むような足まわりは、長距離移動でも疲れを感じさせません。内装に施された3Dテクスチャードカーボンやスウェードの質感は、10年前から変わらない職人の美学を感じさせます。「アルピナB4GT」と比較しても遜色ない熟成の味わいがあるジュリアは、純エンジン車を愛するドライバーにとって、まさに一生モノの選択肢といえるはずです。
日本限定46台という希少な「ジュリアクアドリフォリオエストレマ」。詳細は公式サイトの