アクション映画の歴史を変えた伝説!「ダイ・ハード」が愛され続ける理由とは?
無敵じゃないから応援したくなる!「世界一ツイてない男」の魅力
80年代のアクション映画といえば、ランボーやターミネーターのような「圧倒的な筋肉と無敵の強さ」が主流でした。しかし、1988年に公開された「ダイ・ハード」はその常識を完全に覆しました。主人公のジョン・マクレーンは、腕は立つものの、どこにでもいそうな「冴えない中年刑事」。孤立無援のビルの中でテロリストと戦う彼は、命の危険を感じれば弱音を吐き、悪態をつき、ボロボロになりながらギリギリで立ち向かいます。そんな等身大の人間味あふれる姿こそが、観客の心を掴んで離さない最大の理由なのです。
ブルース・ウィリスが作り上げた「新しいヒーロー像」
当時、コメディー俳優として人気だったブルース・ウィリスの起用は、まさに英断でした。寡黙でストイックなヒーローとは真逆の、皮肉屋でユーモアを忘れないジョンのキャラクターは、ウィリスの演技力があったからこそ輝きました。「靴を履く暇もなく裸足でビルを駆け回る」「上司やFBIが無能すぎて事態が悪化する」といった、まさに「世界一ツイてない男」の災難続きな日常は、アクション映画にスリルだけでなく「応援したくなる物語」を生み出しました。
手に汗握る知能戦と、忘れられない「最高の相棒」
本作の大きな見どころは、ただ銃を撃ち合うだけではない「頭脳戦」にあります。「ハリー・ポッター」のスネイプ先生役で知られるアラン・リックマンが演じたテロリストのリーダー、ハンスは極めて冷静で知的。そんな強敵に対し、知恵と執念で食らいつくジョンとの攻防は、観る者を最後まで飽きさせません。また、ビルの外から無線越しにジョンを信じ続けたアル・パウエル巡査部長との心の交流は、アクション映画の枠を超えたドラマとして今も伝説となっています。
この夏、伝説の全5作をイッキ見するチャンス!
シリーズを追うごとに規模が拡大し、家族とのドラマも深まっていく「ダイ・ハード」シリーズ。BS12トゥエルビの「土曜洋画劇場」では、8月1日(土)からシリーズ全5作が5週連続で放送されます。アクション映画の歴史を変えた記念すべき第1作目を観れば、なぜ今なお世界中で愛され続けているのか、その理由がきっと分かるはず。詳細は公式ページ(