韓国が国産AI半導体に600億ウォンを投資!物流や防災で「フィジカルAI」が本格始動
次世代の「脳」となる国産NPUが、暮らしの安全を守る鍵に
今、世界中で進化を続けるAIですが、韓国政府が国産AI半導体(NPU)の普及に向けて、ついに動き出しました。なんと600億ウォン(約66億円)という巨額の予算を投じ、物流や消防、都市安全など私たちの生活に直結する分野で、22もの実証事業をスタートさせると発表したのです。NPUは、AI特有の複雑な計算に特化した半導体。一般的なGPUと比べて電力効率が良く、スマホやロボットといった端末上で直接AIを動かす「オンデバイスAI」の心臓部として期待されています。
ロボットが火災を消火?最新の「フィジカルAI」活用事例
今回のプロジェクトで特に注目されているのが、周囲の状況を自ら判断して行動する「フィジカルAI」です。例えば、火災現場で自ら状況を認識して放水を行う四足歩行ロボットや、物流倉庫で作業員をサポートする自律型ロボットなど、まるでSF映画のような技術が実戦投入されます。また、ドローンによる事故検知や救助支援、さらには都市の浸水リスクをリアルタイムで監視する安全網まで、AIが現場で直接「判断」を行うことで、より迅速で安全な社会の実現を目指しています。
通信環境に左右されない、強力なAIインフラの構築へ
なぜ「オンデバイスAI」が重要なのでしょうか。その理由は、インターネット環境に左右されず、機器そのものがデータを処理できるからです。通信が不安定な場所や、即時の判断が求められる災害現場において、この強みは大きな武器になります。天安市などで進められる都市安全システムでは、災害リスクを現場の機器で即座に検知・分析することで、被害を最小限に抑えることが可能です。2027年末までには技術の高度化と海外展開も視野に入れており、韓国の国産AI半導体が世界市場でどのような存在感を示すのか、これからの展開から目が離せません。
今回の取り組みの詳細は、科学技術情報通信省の