【甲子園】公立校の奮闘と壁…今夏の初戦は2勝7敗。プロ注目・平田玲翔らが魅せた「公立の意地」とは
厳しい現実、それでも輝いた公立校の「2つの勝利」
夏の甲子園、今年も強豪私立校が圧倒的な力を見せる中、公立校の苦戦が際立っています。今大会に出場した9校の公立校が初戦を終えましたが、その成績は2勝7敗。全国の壁は高く、シビアな現実を突きつけられる結果となりました。しかし、その中でも大分商と鳴門渦潮が意地を見せ、大きな感動を届けてくれました。
プロ注目!大分商・平田玲翔の「151キロ」が切り拓いた逆転劇
まず1勝目を挙げたのは、大分商です。注目を集めたのは、プロ注目の二刀流右腕・平田玲翔(れいと)投手。日本文理戦で3回途中からマウンドに上がると、最速151キロのストレートで打者をねじ伏せ、試合の流れを完全に引き寄せました。このリリーフがチームを逆転勝利へと導き、公立校の底力を証明して見せました。
延長サヨナラ!鳴門渦潮が見せた「二刀流」の鉄腕
2勝目を飾ったのは徳島代表の鳴門渦潮です。地方大会でもDHを使わずに勝ち上がってきたこのチームの原動力は、同じく二刀流の西村大輝投手。延長戦にもつれ込む死闘の中、10回を1失点で完投する「鉄腕」ぶりを発揮し、サヨナラ勝利の立役者となりました。現校名になってからは記念すべき甲子園初勝利となりました。
あと一歩届かず…佐賀商・社など接戦で敗れる悔しさ
勝利した2校以外は惜しくも敗退となりましたが、その戦いぶりは見事でした。社は強豪・智弁和歌山を相手に1点差の投手戦を展開し、佐賀商も拓大紅陵に0-1のロースコアで惜敗。東筑、福山、横手といった伝統校や初出場校も、最後まで諦めないプレーで聖地を沸かせました。公立勢の優勝は2007年の佐賀北を最後に遠ざかっていますが、彼らのひたむきな姿は多くの高校球児に勇気を与えてくれるはずです。