【広島】元小学校教諭が女子児童34人にわいせつ行為 懲役9年の実刑判決「常習性が顕著」
信頼を悪用した卑劣な犯行、被害児童は34人に
広島市立の小学校で、勤務する女子児童に対して長期間にわたりわいせつな行為を行っていたとして、元教諭の男に懲役9年の実刑判決が言い渡されました。この事件で問われたのは、当時教諭であった中島健夫被告(40)です。判決によれば、被告は2023年1月から2025年6月までの間、勤務先の小学校で9歳から12歳の女子児童34人に対し、わいせつな行為を繰り返していたことが明らかになりました。さらに、その様子を教室内にあったタブレット型パソコンで盗撮するという、極めて悪質な手口も判明しています。
「未熟さにつけ込んだ」裁判官が厳しく指摘
広島地裁の佐藤智彦裁判官は、判決の理由について「長期間にわたり多数の児童を標的にしており、犯行の常習性は顕著である」と厳しく断罪しました。また、教諭という立場を利用し、判断能力が未熟な子どもたちの心と身体を傷つけたことについて、「信頼関係を逆手に取った卑劣な犯行」と強く批判しています。検察側の求刑は懲役13年でしたが、裁判所は被告が被害弁償金を支払っていることや、治療への意欲を示している点などを考慮し、懲役9年の判決を下しました。
繰り返される学校内での性被害、再発防止が急務に
今回の事件は、本来であれば子どもたちが安心して過ごすべき「学校」という場所で起きた、非常にショッキングな事案です。教育現場での性犯罪は、被害を受けた児童のその後の人生に深いトラウマを残す可能性があり、決して許されることではありません。文部科学省も教員によるわいせつ事案には厳しい対策を講じていますが、このような事態を二度と起こさないための抜本的な監視体制や、早期発見の仕組みが改めて問われています。
※今回の事件の詳細は、