14年ぶりの帰還!『踊る大捜査線N.E.W.』が示す“本筋”への完全復活とは?
日本中のファンが待ちわびた、あの男が帰ってきました。14年もの時を経てシリーズの本筋へと復帰した新作『踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』。本作は、単なる続編という枠を超え、シリーズの未来を決定づける極めて重要な「ワンクッション」としての役割を担っているのです。
「主人公のスピンオフ」という新しいアプローチ
2012年の『THEFINAL』で一度完結を迎えたはずの『踊る』シリーズ。しかし、2024年の『室井慎次』2部作が「終わりの後」を描いたことで、新たな物語の扉が開かれました。今回の『N.E.W.』は、織田裕二演じる青島俊作が主役の座に返り咲いた「本筋」の物語ですが、実は完全な復帰というよりも、再びシリーズを前進させるための重要な過程として描かれています。映画を楽しむためには、前作の『室井慎次』2部作をチェックしておくことが、物語を深く理解するうえで必須条件といえるでしょう。
新宿から高輪へ。オマージュと進化が交錯する疾走劇
本作の冒頭では、札束をばら撒く安住の姿から始まり、新宿駅周辺やTTR(架空路線)など、シリーズのファンならニヤリとする場所が次々と登場します。特に、黒澤明監督の名作『天国と地獄』へのオマージュとも取れる緊迫感あふれる展開は、これまでの劇場版ファンにとってもたまらない演出です。再登場する懐かしいキャラクターたちの顔ぶれや、ラストに待ち受ける驚きの「訓練」という結末は、これから始まる『踊る』の新たな伝説を予感させてくれます。今後のシリーズ展開から、ますます目が離せません。