【訃報】脚本家・倉本聰さんが死去 8月の『北の国から』で見せた“最後の名演”に涙
「北の国から」の生みの親、倉本聰さんが91歳で逝去
日本を代表する脚本家・劇作家の倉本聰さんが、多臓器不全のため91歳で亡くなったことが分かりました。「前略おふくろ様」や「北の国から」シリーズなど、数々の名作を世に送り出し、多くの人々に感動を与えてきた倉本さんの訃報に、芸能界やファンから悲しみの声が広がっています。
8月のコンサートで見せた、あまりにも美しい「最後の姿」
倉本さんが亡くなる直前の8月9日、北海道富良野市で開催された「北の国からスペシャルコンサート」に、サプライズ出演していたことが大きな話題となっています。コンサートの終盤、ステージに現れた倉本さんは、ドラマ「北の国から2002遺言」で主人公・黒板五郎が子供たちに遺したメッセージを、自身の声で朗読しました。「純、螢俺にはお前らに遺してやるものが何もない…」という五郎の切実な言葉を、作者である倉本さん自身が力強く読み上げる姿に、会場はすすり泣きに包まれ、最後は鳴り止まない拍手が送られました。
さだまさしさんも追悼「あまりにも格好良すぎる遺言」
このステージを共にしたアーティストのさだまさしさんは、自身のSNSで「照明の計算から去り際まで、すべてがストイックで完璧だった」と回顧し、あの日のステージこそが、倉本さんからファンに向けた「格好良すぎる遺言」であったと悼みました。1977年に富良野へ移住し、その後も「富良野塾」の主宰や環境保護活動など、常に自然と向き合いながら創作を続けた倉本さんの姿勢は、多くのクリエイターにとって永遠の目標であり続けるはずです。心よりご冥福をお祈りいたします。