安倍元総理銃撃事件・山上被告に無期懲役 真相解明に「余地がある」と弁護士
2024年1月21日、安倍元総理を銃撃したとして殺人などの罪に問われた山上徹也被告に、無期懲役の判決が言い渡されました。事件から約2年、ついに判決が出ましたが、弁護側は「事件の真相解明にはまだ余地がある」と訴えています。
被告、判決に感情を表す場面はほとんどなし
初公判から裁判を傍聴してきた関西テレビの岩橋裕介記者によると、山上被告はこれまでの裁判と同様、黒のスウェットで入廷。判決が言い渡された際、首をわずかに左右させ、口元がこわばる様子が見られたものの、感情をあらわにする場面はほとんどなかったとのことです。
量刑に影響したとされる被告の生い立ちについては、「意思決定に生い立ちが影響したとはいえない」との指摘があり、傍聴席からは注目が集まりました。
弁護士「背景や真相を掘り下げる余地は十分にある」
判決後、山上被告の弁護人である西脇亨輔弁護士は、裁判員の方々に敬意を表しつつも、「事件の真相解明にはまだ余地がある」との見解を示しました。
西脇弁護士は、旧統一教会の問題が、山上被告の行動にどのように影響したのか、その「気持ちの流れ、意識の流れ」をより深く掘り下げる必要性を指摘。また、「人を殺してはならないという社会規範に立ち戻る機会をなぜ無視してしまったのか」という点についても、政治との関係性を含めて、さらなる調査が必要だと訴えました。
控訴を検討中
弁護団は、山上被告と協議の上、控訴を検討するとしています。西脇弁護士は、控訴審で新たな論点を提起し、争う余地があると述べています。
山上被告の行為は「非常に危険な犯罪」であり、「人の命は奪われてはいけない」と強調する一方で、事件の全体像をより深く理解するためには、「丁寧な認定」が必要であると訴えました。
今後の弁護側の判断、そして控訴審での展開に注目が集まります。
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