巧妙な手口で400万円詐欺!息子を装った電話に注意!
知人の男性が体験した驚きの詐欺事件。一見、典型的な“オレオレ詐欺”に見えますが、その巧妙な手口は、誰でも騙されてしまう可能性を秘めています。近年、特殊詐欺被害が急増しており、警察庁も「極めて危機的」と警鐘を鳴らしています。今回は、その詳細な手口と、騙されないための注意点について解説します。
事件の経緯:息子の声、突然のトラブル、そして…
3週間ほど前、知人Sさんの家に一本の電話がかかってきました。ディスプレイには見慣れない番号。警戒しながら電話に出ると、「父さん?俺や」という、いつもと違うガラガラの声が。息子だと信じ、話を聞くと、体調を崩し声が出なくなったというのです。さらに、前日に下痢でスマホを故障し、代替電話を借りているため、かけ直してほしいと言われました。
病院で診察を受けたものの、異常は見つからず、医者は過度のストレスが原因ではないかと指摘。Sさんは息子に事情を聞くと、同僚の女性と不倫関係になり、妊娠させてしまったことが判明。女性の夫から400万円の支払いを迫られていたのです。Sさんはお金を工面し、代理人との交渉に立ち会うことを約束しました。
巧妙な誘導と待ち合わせ場所の変更
当日、菓子折りを用意し、待ち合わせ場所の近鉄・大和西大寺駅へ向かいます。しかし、電話で近鉄奈良駅に変更、さらにJR京終駅へと待ち合わせ場所が次々と変更されました。Sさんが一人で行動しているか、常にチェックされていたようです。そして、最終的に言われた場所へ向かうと、「話し合い中に相手が激昂し、揉み合いでケガをさせてしまった。頭から血が出ているので病院に連れて行く必要がある」という連絡が入りました。
400万円を騙し取られた瞬間
Sさんは動揺し、代理人として現れた若い男性(ゴトウさん)に、菓子折りの袋に400万円を入れ、手渡してしまいました。一連の流れは、巧妙に仕組まれた詐欺だったのです。
急増する特殊詐欺:警察庁も危機感
今回の事件は、一見すると“オレオレ詐欺”のようですが、2025年に警察が認知した特殊詐欺とSNSを使った投資・ロマンス詐欺の被害額は、過去最高だった前年をさらに1.6倍上回っています。警察庁長官も「極めて危機的」と述べており、新たな対策が急務となっています。
騙されないために:疑いの目を養う
今回のSさんのように、普段から慎重な人でも騙されてしまうことがあります。見えない相手から「お金」の文字が出てきたら、まずは疑いの目を向けることが重要です。「一度冷静になり、家族や警察に相談する」ことを心がけましょう。
この記事が、一人でも多くの方の詐欺被害を防ぐ一助となれば幸いです。