ドコモ3Gサービス終了間近!50万回線争奪戦、各社が“0円”スマホでシニア層を狙い撃ち
NTTドコモが3月31日に3G通信サービス「FOMA」を終了するのを前に、携帯大手各社が乗り換え獲得競争を激化させています。特に、比較的安価な3Gを利用していたシニア層を中心に、約50万回線の顧客獲得をめぐる争奪戦が繰り広げられています。
3Gサービス終了の背景と各社の戦略
3Gは、基本料金が安価で維持できるため、スマートフォンに積極的でないシニア層に人気がありました。しかし、通信技術の進化により、より高速・大容量の4Gや5Gへの移行が求められています。各社は、3Gからの移行を促すため、端末の大幅割引キャンペーンを展開。一部機種を「1円」や「0円」で提供するなど、積極的な姿勢を見せています。
ソフトバンクの宮川潤一社長は、3G回線利用者が長期利用につながる可能性が高いと指摘し、積極的な獲得を重視しています。KDDIも格安ブランド「UQモバイル」で3Gからの乗り換え専用の割安プランを提供。楽天モバイルは、シニア向けプランにオレオレ詐欺の損害賠償保険を無償で追加するなど、ユニークなサービスを展開し、差別化を図っています。
ドコモの苦戦と対策
ドコモも、3Gからの速やかな移行を進めるとともに、他社への乗り換えを防ぐための対策を講じています。家族が集まるタイミングで移行を促すお知らせを送付したり、店頭限定の割引を導入したりしています。また、高齢者が使い慣れた「ガラケー」と同型の折り畳み型端末を充実させ、5分以内の国内通話が無料の料金プランも用意するなど、移行障壁の解消に躍起となっています。
しかし、ドコモは業績悪化が続いており、顧客流出を防ぐことが大きな課題です。担当者は、高額な端末価格といった移行への障壁を一つずつ解消し、顧客に合った提案をしていると強調しています。
FOMAの功績と今後の通信
ドコモの3G通信サービス「FOMA」は、世界初の携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」と合わせて、20年以上にわたり通信を支え、携帯電話の歴史を先導してきました。3Gの通信網は現行の4Gなどに転換されることで、通信品質の改善にも役立つと期待されています。
今回の3Gサービス終了は、携帯電話業界における大きな転換点となります。各社の戦略や、シニア層の動向に注目が集まります。