「推し」と結婚した日本人女性の51歳、結婚28年目のリアル
スペインを代表するギタリスト、フアン・マヌエル・カニサレスと国際結婚した小倉真理子さん(51歳)。28年間の結婚生活を振り返り、その波瀾万丈な日々と夫婦のリアルを語ります。CDの音だけで恋に落ちた“推し”との意外な出会いから、スペインでの新婚生活、そして夫の音楽活動を支えた真理子さんの人生に迫ります。
CDの音だけで恋に落ちた“推し”
真理子さんは、夫のカニサレスの音楽に一目惚れ。彼の演奏するフラメンコギターの音に魅せられ、パーティーで出会ったことをきっかけにスペインへ渡りました。当時、カニサレスはフラメンコ界のレジェンド、パコ・デ・ルシアのセカンドギタリストとして活躍していました。
義父母との生活と文化の違い
スペインでの新婚生活は、想像以上に困難でした。カニサレスの実家で義父母と同居することになり、社会人経験もスペイン語も不慣れな真理子さんは、異文化の中でゼロからスタートを切ることになります。寡黙なカニサレスでしたが、読書家で様々なジャンルの本を読み、日々努力する姿に真理子さんは尊敬の念を抱きました。
夫の独立と苦悩
結婚当初、カニサレスはソロ活動を始める決意をします。パコ・デ・ルシアのセカンドギタリストという名誉あるポジションを離れ、自分の音楽を追求しようとしたのです。しかし、現実は厳しく、独立した途端に仕事は途絶え、経済的な苦境に立たされました。
変わらぬ愛情と支え合い
それでも真理子さんは、カニサレスの音楽を信じ、彼の活動を支え続けました。「すべてがご褒美なんです。服が脱ぎっぱなしでも、腹が立つことはありません。むしろ『彼が脱いだ服なんだ』と思うと、うれしくなる。それは28年経った今も変わりません」と真理子さんは語ります。困難を乗り越え、28年もの間、愛情を育んできた2人の夫婦の姿は、多くの人に勇気を与えるでしょう。
「一緒に朝ごはんを食べている人だなんて、信じられないんです」と真理子さんは感慨深く語ります。愛と尊敬を基盤とした、国際結婚ならではのリアルな夫婦生活に注目が集まります。