カナダ・豪州、揺らぐ国際秩序に立ち向かう!「中堅国」として安保・経済で連携強化
カナダのジャスティン・カーニー首相とオーストラリアのアントニー・アルバニージー首相が5日、キャンベラで会談し、国際法と自由貿易を重視する「中堅国」としての連携を強化することで合意しました。トランプ前政権下での国際秩序の不安定化を受け、両国は安全保障、重要鉱物、人工知能(AI)分野での協力を深め、新たなルール作りに貢献する姿勢を示しています。
トランプ政権下の混乱と「中堅国」の役割
トランプ前政権によるイランやベネズエラへの軍事介入、そして高関税措置は、既存の国際秩序に大きな揺らぎをもたらしました。こうした状況下で、カーニー首相は「不確実で分断が進む世界で、カナダと豪州は自ら進路を切り開いていく中堅国だ」と強調。豪議会での演説では、「中堅国が安全と繁栄を決定付ける新たなルールを構築できるかが問われている。さもなければ覇権国のやりたい放題になる」と訴え、国際社会における「中堅国」の重要性を訴えました。
協力分野:安全保障、重要鉱物、AI
両首脳は、安全保障面での連携強化に加え、重要鉱物の安定供給や、急速に発展する人工知能(AI)分野での協力にも意欲を示しました。アルバニージー首相も「複雑な世界の中で両国は協力できるし、全ての同志国との協力でさらに良くなる」と述べ、多国間協調の重要性を強調しました。これらの協力は、両国だけでなく、国際社会全体の安定と繁栄に貢献することが期待されます。
今回の首脳会談は、国際秩序の再構築を目指すカナダとオーストラリアの強い意志を示すとともに、「中堅国」が国際社会で果たすべき役割を改めて浮き彫りにする出来となりました。