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気仙沼の女性、震災で夫と生き別れ…結婚記念日の「別れのあいさつ」を語る

投稿日:2026年03月11日

2011年3月11日。あの日のことは、何度思い出してもが止まらない。宮城県気仙沼市杉ノ下地区で、東日本大震災の津波で夫を亡くした三浦祝子さん(80)が、震災の記憶を語り継ぐ姿を追いました。

結婚記念日に訪れた悲劇

震災当日、祝子さんにとって44回目の結婚記念日でした。夫の正三さん(当時67歳)と、子や孫の思い出話に花を咲かせた、穏やかな時間。正三さんは「子どもたちが独立したから、少し仕事を減らすっか」と声をかけました。今思えば、それは別れのあいさつだったのかもしれません。

夫婦が暮らしていた家は、高台にあり、過去の津波被害を免れていました。強い揺れの後も、多くの住民が避難訓練通りに高台へ集まりましたが、約13メートルの津波は高台をも飲み込みました。「もしかしたらここまで来るのかな」という不安が頭をよぎる中、津波は家の前に到達。祝子さんは「洗濯機の中にいるみたい」な感覚に襲われ、がれきの下から辛うじて生還しました。

見つかった夫の遺体、そして深い後悔

正三さんの遺体は、1週間後に近くの海水浴場で見つかりました。自治会長を務めていた正三さんは、近所の高齢者を迎えに行き、津波に遭ったようです。葬儀では、遺体に着せる服さえありませんでした。祝子さんは、今でも誰かの葬儀で棺を見ると思い出し、申し訳ない気持ちになると語ります。

失われた日常、それでも前を向いて

家も、2人で営んできたイチゴ栽培のビニールハウスも、農機具も、全てが津波に流されました。1人でイチゴ栽培を再開するのは困難だったため、祝子さんは震災から5年ほど、がれき処理場で廃棄物を選別する仕事に就きました。家にいると震災の記憶が蘇り、つらい日々が続きましたが、「私元気でいっから、あんたの分頑張るからね」と、正三さんの分まで生きようと決意しました。

「ここなら大丈夫なんて思わないで」

震災直後から取材に応じ、自身の経験を語り続ける祝子さん。「知ってもらうのは大事。災害っていうのはどうにもなんない」と語気を強めます。津波高の予測が上がっても、逃げようとしなかった過去を振り返り、「ここなら大丈夫なんて思わないで」と、教訓を伝えています。

未来へつなぐ、大切な記憶

高台付近には遺族会が慰霊碑を建立し、夫婦の家があった場所は防災広場になりました。高台移転が進んだ地区は空き地が広がり、多くのイチゴ農家が廃業しましたが、祝子さんは「私の人生はここが全部。ここで子育てして、お父さんとみんなと暮らして、私はここが大好き」と、故郷への愛を語ります。今年の3月11日も、この場所で迎える決意です。

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