<ばけばけ>吉沢亮“錦織”、命を削った「最後の仕事」 トミー・バストウ“ヘブン”の才能を信じ支える姿に視聴者号泣
高石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」。3月13日放送の第115回では、吉沢亮さん演じる錦織が、トミー・バストウさん演じるヘブンの帰化に反対し、その裏に隠された錦織の壮絶な覚悟が描かれ、大きな反響を呼んでいます。
ヘブンの変化と錦織の現実
久しぶりに松江で朝を迎えたヘブン。しかし、以前のように風景や音に心を動かされることはありませんでした。自分の変化に戸惑うヘブンに声をかけたのは、錦織でした。
錦織はヘブンに、「本当にいいんですか?日本人になるといいうことはもうこの国でしか書くことができないということですよ」と、冷静ながらも厳しい現実を突きつけます。ヘブンが「八雲」として日本人だと主張するのに対し、錦織は「本当は分かってるんじゃないですか。私が知事に掛け合わないのは、あなたの才能を…作家としての人生を終わらせたくないからだということ」と告げます。
熊本に移住してからのヘブンの作品には、かつての輝きが失われていると指摘した錦織は、「今のあなたにはもうこの国で何も感じることができない。何も書くこともできない。日本という国に夢を見ていた。だかその夢から覚めてしまった――」と、ヘブンの心に深く突き刺さる言葉を放ちました。
「ワタシ、ニホンジン!」ヘブンの執筆への覚悟
フィリピン行きを断念したヘブンに対し、錦織は「作家としてのあなたは死んだも同然」とまで言い切ります。その言葉からトキを守るように、ヘブンは錦織の胸ぐらを掴み、「ワタシ、ウシミズヤクモ!ワタシ!ニホンジン!カケル!」と叫びました。そして、宿に戻り、憑りつかれたように執筆に没頭し、熊本でも一心不乱に机に向かい続けました。
完成した「東の国から」と錦織の献身
やがて、ヘブンの自信作「東の国から」が完成します。錦織に驚かせたいと意気込むヘブンでしたが、トキから手紙を受け取ります。そこには、トキたちが正式に雨清水の戸籍に入れたこと、そして知事への説得に奔走したのが錦織であったことが記されていました。錦織は、反対しているように見せかけながらも、影で2人の道を切り拓いていたのです。
命を削って守ったもの…リテラリーアシスタント最後の仕事
錦織が帰化に猛反対した真意は、創作意欲を失いかけていたヘブンの魂を再び燃え上がらせることでした。執筆に打ち込むヘブンの部屋の外で、錦織はトキに微笑みかけ、「これで書けるといいが…焚きつけたんだ。リテラリーアシスタントとして最後の仕事だ。あの人は本当に世話が焼ける」と語ります。
かつての出会いを懐かしむ2人でしたが、錦織は激しく咳き込みます。水を持ってこようとするトキを「シャラップ。執筆中だ。静かにしないと怒られるぞ」と制した錦織の手には、鮮血が滲んでいました。
ヘブンから錦織へのメッセージと別れ
痩せ細った体で完成した「東の国から」を手に取った錦織。その見返しには、ヘブンから唯一無二の親友である錦織へ、英語で献辞が記されていました。“出雲時代の懐かしい思い出に錦織友一へ”
慈しむように本を眺め、幸せそうな笑みを浮かべた錦織。しかし、その数ヶ月後、彼は静かに息を引き取りました。
吉沢亮の圧倒的な演技に絶賛の声
錦織の献身と最期が描かれた今回の放送には、SNSで「錦織さん、最期までヘブンさんの最高の友だった」「錦織さんのヘブンさんを想う心に涙が止まらない」「錦織ロスが止まらない」といった、視聴者の心に深く刻まれた感想が溢れています。
特に、吉沢亮さんの役作りが注目を集めています。短期間で大幅に減量し、骨ばった姿で現れた吉沢さんに「俳優魂がすごすぎる」「いつこんなに痩せたのか」と驚きの声が上がっています。橋の上での対峙シーンで見せた、幻想的でありながらも恐怖すら感じさせる佇まいは「錦織さんが吉沢さんだった理由がわかった」「圧倒的存在感。吉沢さん以外演じられない」と絶賛されています。