『国宝』が日本アカデミー賞で10部門制覇!吉沢亮、横浜流星の絆に感動
第49回日本アカデミー賞の授賞式が3月13日(金)に東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開催され、李相日監督の映画『国宝』が最優秀作品賞をはじめ、最多の10部門で最優秀賞を受賞しました。吉田修一氏の同名小説を映画化した本作は、公開から22年ぶりに邦画実写の歴代ナンバーワン記録を更新し、国内映画賞レースを締めくくりました。
李相日監督の喜びと決意
挨拶に立った李監督は、「こうして『国宝』のみんなと、この場に立てることの喜びは、たぶん生涯忘れない」と万感の思いを語りました。さらに、「今まで戦ってきた仲間もいるし、将来一緒に戦うことになる仲間も必ずいる。みんなで日本映画というものを、また力強く進めていきたい」と力強い決意を新たにしました。監督にとって、これは『フラガール』(第30回)以来2度目の最優秀監督賞受賞となります。
吉沢亮、横浜流星との絆を語る
最優秀主演男優賞は、『国宝』で芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄を演じた吉沢亮さんが受賞。プレゼンターを務めたのは、なんと『国宝』で共演した横浜流星さんでした。吉沢さんは、「僕の名前を呼んでくれて、このトロフィー(ブロンズ)を渡してくれた横浜流星と共に、大変な稽古期間を乗り越えた」「彼がいなかったら、僕自身も喜久雄になれなかった。映画にとっても、僕自身にとっても偉大な存在でした」と、横浜流星さんへの深い感謝を伝えました。
倍賞千恵子、最優秀主演女優賞を受賞
最優秀主演女優賞は、『TOKYOタクシー』(山田洋次監督)の倍賞千恵子さんが受賞しました。大都市・東京を舞台に、木村拓哉演じるタクシー運転手と、彼が乗せた85歳の高野すみれ(倍賞)の心の交流を描いたヒューマンドラマです。2度目の同賞受賞となった倍賞さんは、「第1回(の最優秀作品賞)が『幸せの黄色いハンカチ』でしたから、ずいぶん長い間、仕事をしてきたな」としみじみ語り、「これからも素晴らしい、映画好きな皆さんと出会えていけたらいいなと思います」と今後の活躍への期待を寄せました。
その他の受賞者
最優秀助演男優賞は『爆弾』の佐藤二朗さん、最優秀助演女優賞は『ナイトフラワー』の森田望智さんがそれぞれ初受賞を果たしました。また、最優秀アニメーション作品賞は『劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来』、最優秀外国作品賞は『教皇選挙』が受賞しました。
今回の日本アカデミー賞は、話題作『国宝』の圧倒的な勝利とともに、ベテラン俳優から若手俳優まで、幅広い才能が光る結果となりました。今後の日本映画界の更なる発展に期待が高まります。