黒崎愛海さん不明事件、元交際相手に終身刑 フランスで判決
フランスで留学中の黒崎愛海さん(当時21歳)が行方不明になった事件で、元交際相手のニコラス・セペダ被告(35歳)に対し、フランスの裁判所が「終身刑」を言い渡しました。10年前の事件がついに決着を迎えます。
事件の経緯
黒崎愛海さんは、10年前にフランス東部のブザンソンで行方不明となりました。捜査の結果、元交際相手であるチリ人男性のニコラス・セペダ被告が殺人罪で起訴されました。しかし、遺体は発見されていません。
これまでの裁判では、状況証拠に基づき、1審、2審ともにセペダ被告に禁錮28年の判決が言い渡されました。しかし、2審の証人だった警察官による不適切な捜査が発覚し、フランスの最高裁にあたる破棄院が2審判決を破棄しました。
差し戻し控訴審での判決
17日から始まった3回目の公判(差し戻し控訴審)でも、セペダ被告は一貫して無罪を主張し、審理では「私は殺していない」と涙ながらに訴えました。しかし、裁判所は26日午後、検察側の求刑(禁錮30年)を上回る「終身刑」を言い渡しました。
判決時、セペダ被告は両手で顔を覆い、うつむきながら判決を聞いていたとのことです。弁護士は、この判決に対し、フランスの最高裁である破棄院に上告する方針を表明しています。
この事件は、フランス国内でも大きな注目を集めており、今後の上告審の結果が注目されます。