タスポ、本日終了!3G回線停波で時代に幕-今後どうなる?コンビニ購入が主流に
未成年者の喫煙防止に貢献してきたたばこ自動販売機の成人識別システム「taspo(タスポ)」が、本日3月31日をもってサービスを終了します。背景には、利用していたNTTドコモの3G回線が停波となることが挙げられます。タスポの終了により、たばこ自販機を取り巻く環境は大きく変化していくでしょう。
タスポとは?導入の背景と仕組み
タスポは、2008年に未成年者のたばこ購入を防ぐために導入されました。たばこメーカーなどが約900億円を投じて開発したICカードを利用し、自販機でカードをかざすことで購入が可能でした。カードは3年間利用がないと無効になる仕組みです。累計発行枚数は1千万枚を超えましたが、近年は有効なカードの割合が1割程度に減少していました。
なぜタスポは終了するのか?
タスポの運営主体である全国たばこ販売協同組合連合会(全協)は、「未成年の喫煙防止に一定の役割を果たしたが、たばこ自販機を取り巻く環境変化もあり、続けられずに残念」とコメントしています。申し込みに身分証明書が必要な手続きが「面倒」という声も多く、利用者の減少に繋がったと考えられます。また、3G回線の停波が直接的な原因となり、システム維持が困難になったことも大きな要因です。
たばこ自販機の現状と今後
タスポ導入後の2008年には、たばこ自販機での販売額はピーク時の半分に減少。コンビニやスーパー、ドラッグストアでの購入が主流になったことで、たばこ自販機自体も減り続けています。2002年には63万台あった自販機は、昨年時点で5万7100台まで減少しました。
4月以降も使える自販機はある?
タスポが終了しても、一部のたばこ自販機は引き続き利用可能です。運転免許証やマイナンバーカードで認証できる装置が搭載された自販機であれば、タスポカードがなくても購入できます。しかし、その数は限られており、今後さらに減少していく可能性があります。
タスポの終了は、たばこ販売業界における大きな転換点と言えるでしょう。今後は、コンビニエンスストアなどでの購入がさらに主流になると予想されます。