ドル円、158円台後半で小幅安!トランプ大統領演説を前に様子見ムード
2日午前9時時点の東京外国為替市場で、ドル円相場は1ドル=158円71~72銭と小幅なドル安・円高となっています。市場は、日本時間午前10時から行われるトランプ米大統領の演説を前に、慎重な姿勢を崩していません。
昨日のドル円相場の動きと背景
前日の海外市場では、ドル円相場は158円台半ばから後半で推移しました。トランプ大統領の演説を控える中、米イスラエルとイランの早期終戦への期待が高まり、原油先物相場や米長期金利が低下したことで、一時158円30銭台まで下落しました。
しかし、その後発表された米経済指標が堅調だったことから、米長期金利とともにドル円相場は上昇し、終盤には158円90銭台の高値を記録しました。その後は、利益確定の動きなどから売りが強まりました。
発表された経済指標は、3月のADP民間雇用、2月の小売売上高、3月のISM米製造業購買担当者景況指数(PMI)のいずれも市場予想を上回る結果となりました。
トランプ大統領演説への注目点
トランプ大統領の演説では、イランに対する軍事作戦の成果を強調するとともに、今後2~3週間で終結する可能性を示唆すると見られています。しかし、市場の注目は原油相場の行方に集中しています。
トランプ大統領がイランに求めるホルムズ海峡の封鎖解除が実現するかどうかは不透明であり、演説後も原油の供給不安が残る場合、原油相場とドル円相場は高止まりする可能性があります。
一方で、早期終戦への期待が高まり、原油相場が下落すれば、これまでの「有事のドル買い」の巻き戻しが加速し、ドル円相場は下落圧力を受ける可能性があります。
その他の通貨の動向
ユーロは対円で横ばい、対ドルで強含みとなっています。午前9時現在、1ユーロ=183円90~91銭(前日午後5時、183円82~84銭)、対ドルでは1.1589~1589ドル(同1.1581~1582ドル)です。