ネットで不登校児をサポート!自治体と連携し、自宅学習も出席扱いになる新サービス「パルステップ」
学校に行けなくても、学びを止めない。そんな新しい取り組みが全国で広がっています。IT企業が開発したオンライン学習サービス「パルステップ」が、自治体と連携し、不登校の生徒たちの学習支援と生活状況の把握をサポートしています。
自宅学習も出席日数にカウント!受験への影響も軽減
不登校の生徒にとって、自宅で学習してもそれが出席日数として認められないことが、将来の受験に影響するのではないかという不安は大きいものです。しかし、「パルステップ」を利用することで、自治体公認の学習として出席日数にカウントされるため、その心配を軽減できます。
「家で学んでいることが学校にきちんと評価される意義は大きい」と、サービス提供側の意気込みも表明されています。一方で、「自宅での休養が必要な子どもにとっては負担になるのではないか」という意見もあり、慎重な導入が求められています。
学校と家庭をつなぐ「パルステップ」の仕組み
「パルステップ」は、学校や教育委員会が、生徒の家庭での学習状況を把握できるウェブサービスです。生徒はタブレットやスマートフォンを使って、学研の教材で国語や算数・数学を学習します。進捗状況や理解度は学校側のシステムで確認できるため、先生方は生徒一人ひとりに合わせた指導がしやすくなります。
AIボットとの会話で生徒の様子を把握
さらに、「パルステップ」には、AIボットとの会話機能も搭載されています。生徒はボットに「何時に寝たか」「今日の気分はどうか」などを答えることで、学校側は生徒の生活リズムや心理状態を把握することができます。
現場の先生からも高評価!「子どもたちの様子がわかるようになった」
実際に「パルステップ」を導入した仙台市立高砂中学校の伊藤陽子教諭は、「これまで、不登校の子どもの様子を知るには家庭訪問ぐらいしかなかったが、システムを導入し、子どもが昨日何時に寝たのか、どこまで勉強を理解しているのか、学校にいながらわかるようになった。効果を実感している」と語ります。
また、「パルステップでのボットとのやり取りを見て、学校に来たときに『疲れてるの?』と会話の糸口にすることもある」と、生徒とのコミュニケーションを深める上でも役立っていることを明かしています。
このサービスは、不登校の生徒たちが学び続けるための新たな可能性を広げるだけでなく、学校と家庭が連携し、生徒一人ひとりをサポートするための重要なツールとなるでしょう。