「マッドマックス」シリーズ全4作品、BS12で放送!「北斗の拳」への影響も明らかに
衝撃的なカーアクションと世紀末の荒廃した世界観で、映画史に名を刻んだ「マッドマックス」シリーズ。その原点から最新作まで、全4作品が3月7日(土)よりBS12の「土曜洋画劇場」で放送されます。今回は、このシリーズが日本の伝説的漫画「北斗の拳」に与えた影響や、その革新的な魅力を深掘りします。
伝説の始まりは低予算映画!ギネス記録も樹立
1979年に公開された第1作「マッドマックス」は、無名だったメル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げました。製作費はわずか35万ドルだったにも関わらず、全世界興行収入は1億ドルを突破。「予算と興行収入の差が最も大きい映画」としてギネスブックにも掲載された驚異的な成功を収めました。
舞台は、治安が悪化する近未来のオーストラリア。主人公マックスは、暴走族「ナイトライダー」の暴力に立ち向かう正義感あふれる警官でしたが、愛する家族を失い、復讐の鬼と化します。V8エンジンを搭載した漆黒の改造車インターセプターを駆り、荒野を駆け抜ける姿は、強烈なインパクトを与えました。
低予算が生み出した異様なエネルギーと映像革命
70年代のオーストラリアで社会問題となっていた暴走族の非行を背景に、荒廃した社会をリアルに描き出した本作。低予算という制約を逆手に取り、手作り感あふれるセットや衣装、そして危険なスタントが、生々しい世界観を創り上げています。当時、CGが存在しない時代に敢行されたカーチェイスは、スピード感を“体感”させるような斬新な映像表現で、映画史に革命をもたらしました。
「これ、ホントに死んでんじゃね?」と観客を息を呑ませた過激なシーンの数々。危険な撮影の末にスタントマンが亡くなったという噂も流れましたが、実際にはデマでした。しかし、その狂気を感じさせる映像は、観る者を圧倒しました。
「北斗の拳」への遺伝子!世紀末世界のルーツは「マッドマックス2」
1981年に公開された続編「マッドマックス2」は、世界観が大きく変化。核戦争後の荒廃した世界を舞台に、水とガソリンを巡る争いを描きます。この作品で確立されたモヒカン頭に革ジャン、トゲだらけの改造車といったビジュアルは、後の世紀末を舞台にした作品に多大な影響を与えました。
漫画「北斗の拳」原作者の武論尊氏も、この作品から強烈なインスピレーションを受けたと公言しています。ケンシロウが歩む乾いた荒野、肩パッドを装着したワイルドな革ジャン、そして暴走族の姿は、「マッドマックス2」のキャラクターと世界観を彷彿とさせます。「お前はもう死んでいる」という決め台詞や、暴力が支配する世紀末という設定も、本作の影響を感じさせます。
「マッドマックス」が存在しなければ、ケンシロウやラオウといった伝説的なキャラクターとの出会いはなかったかもしれません。「北斗の拳」ファンならずとも、「マッドマックス」シリーズの原点を改めて観直すことで、両作品をより深く、より熱く楽しめるはずです。
BS12「土曜洋画劇場」では、3月7日(土)夜7時より「マッドマックス」を放送。以降、「マッドマックス2」「マッドマックス/サンダードーム」「マッドマックス怒りのデス・ロード」を3週連続で放送します。ぜひ、世紀末の世界に浸ってみてください。