小島秀夫監督の2024年を振り返る!『デススト2』リリースから今後の展望まで徹底解説
ゲーム界のレジェンド、小島秀夫監督の2024年を総括します。待望の新作『DEATHSTRANDING2:ONTHEBEACH』(以下『デススト2』)のリリース、コジマプロダクションの10周年、そして今後の展望まで、その精力的な活動を振り返りましょう。
『デススト2』開発秘話:完成への道のりと苦悩
『デススト2』は、2024年の夏頃から細部まで徹底的にチェックし、修正を重ねた結果、4月にマスターアップを迎えました。しかし、小島監督自身は「完成したとは思っていなかった」と語り、本来は9月まで時間をかけて磨き上げたいと考えていたようです。それでも、無事リリースできたことは、計画通りの一年だったと振り返っています。
リリース直後の心境は、評判への不安でいっぱいだったとのこと。映画『タクシードライバー』のエピソードを交えながら、評価を知るのが辛いという心情を吐露しました。前作『デススト』の尖った作風から、今作ではより幅広い層に受け入れられるよう、難易度やバランス調整に苦心したことも明かされました。
ゲーム内の雪山は、前作の2倍の高さに設定されたものの、プレイヤーが落下し続けるという問題が発生。何度も修正を重ねた結果、現在のプレイアブルな状態になったそうです。
ワールドツアーの成功とファンとの繋がり
6月から11月にかけて行われた『デススト2』発売記念ワールドツアーは、12都市を巡り、世界中のファンとの交流を深める機会となりました。コロナ禍で変化したゲームのコンセプトを体現するためにも、直接ファンに会うことが重要だと考えられたそうです。
ロンドンではノーマン・リーダスとレア・セドゥがサプライズ登場し、香港では『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』に出演したンさんが駆けつけました。ブラジルでは、多くのファンが小島監督を知っており、その熱狂的な歓迎ぶりに感動したそうです。
小島監督は、もはや自分のためにゲームを作っているわけではなく、ファンとの繋がりが創作活動の原動力になっていると語りました。長年通っている病院で、MSX2版の『メタルギア』のファンだった医師との出会いも、続けることの大切さを再認識するきっかけになったそうです。
多岐にわたる活動:ラジオ、展覧会、そして新たな挑戦
4月からはTBSラジオで『コジ10小島秀夫の「最高の10時にしよう」』がスタートし、PRADAとの展覧会「Satellites」も開催されました。展覧会はPRADAにおけるエキシビションでナンバーワンの動員記録を樹立するなど、大きな成功を収めました。
また、全国のPARCOで『デススト2』のポップアップイベントも開催され、グッズ販売も好調でした。小島監督は、グッズ作りにもこだわりを持っており、WētāFXのようなスタジオを参考に、高品質なグッズを提供したいと考えています。
コジマプロダクション10周年イベント「BeyondTheStrand」と今後の展望
9月23日には、コジマプロダクション10周年イベント「BeyondTheStrand」が開催され、最新プロジェクトや今後の展望が発表されました。ギレルモ・デル・トロやジョージ・ミラーなど、豪華なゲストも多数登壇し、会場は大いに盛り上がりました。
新作ゲーム『OD-KNOCK』は、トレーラーからは普通のホラーゲームに見えるかもしれませんが、これまでにない斬新な体験を提供することを目指しています。また、もう一つの新作ゲーム『PHYSINT』は、映画とゲームの境界線を越える挑戦的な作品になる予定です。
さらに、ナイアンティックスペーシャルとのコラボレーションプロジェクトも発表され、5年以内にはエンターテイメントがiPhoneの画面から飛び出す時代が到来すると予想しています。小島監督は、常に新しい技術や表現方法に挑戦し、ゲーム業界の未来を切り開いていく決意を表明しました。
最後に、小島監督は、最も売れるものを作るのではなく、自分の手で仕事を続けることが重要だと語りました。これからも、私たちを驚かせる革新的な作品を届けてくれることを期待しましょう。