鳥取市、7年ぶり「カレールウ」購入量・額で全国1位!「カレー王国」再興への機運高まる
総務省の家計調査で、鳥取市が2025年1年間の1世帯あたりのカレールウの購入額・購入量で全国1位を獲得しました。かつて「カレー王国」を名乗った鳥取県にとって、栄光を取り戻す大きな一歩となります。
「カレー王国」の歴史と現状
鳥取県は、以前からカレールウの購入量で全国1位になることが多く、「カレー王国」として親しまれてきました。しかし近年は他の地域にその座を譲っていましたが、今回の結果で再び「王国」の地位を確立し、鳥取県全体に喜びが広がっています。
平井知事は「今日はカレイなる一日です!おつカレー!」と喜びを語り、イベントでは学校給食用のオリジナルカレーが振る舞われ、参加者からは「家族みんな大好きでよく作ります」「週に一回以上は食べてますかね」といった声が上がりました。
7年ぶりの「ダブル日本一」の背景
今回の「カレールウ」の購入額・量の“ダブル日本一”は、なんと7年ぶりのことです。その背景には、共働き世帯の多さが影響していると考えられています。鳥取県の共働き世帯の割合は全国平均よりも高く、忙しい日々の中でも手軽に調理できるカレーが食卓に上る機会が多いことが、購入量の増加につながったと推測されます。
また、コメの価格高騰も影響している可能性が指摘されています。鳥取県は米農家が多く、コメの価格が高騰しても比較的安価に購入できる環境にあるため、他の地域でコメの消費を抑えるためにカレーが敬遠される傾向があったのではないかという分析もあります。
鳥取カレー研究所の貢献と今後の展望
「王座奪還」に特に喜びを隠せないのが、鳥取カレー研究所の池本百代社長です。2005年のカレールウ購入量全国1位をきっかけに設立された同研究所は、二十世紀梨やラッキョウなど鳥取の特産品を使ったオリジナルカレーの開発や、ご当地戦隊によるPR活動など、鳥取のカレーを盛り上げる活動を積極的に展開してきました。
池本社長は「久々の一位なので、やったーという感じですね。1位を死守して、今まで通り何年か続けていけたらなと思います」と意気込みを語りました。
スーパーマーケットの取り組みと市民のカレー愛
鳥取市内のスーパーマーケット「サンマート湖山店」では、20年以上前からカレー関連の売り場を充実させており、現在ではルーだけでも約80種類を取り揃えるなど、カレー王国の台所を支えています。店長は「1位というのはやっぱりうれしいです。1位を死守できるように販売の仕方も工夫しながらやっていきたい」と語りました。
今回の首位奪還をきっかけに、鳥取市民のカレー愛が再燃し、「王国再建」の歩みが力強く始まりそうです。たかがカレー、されどカレー。鳥取の未来を彩る、熱いカレー旋風が吹き荒れることでしょう。