南海フェリー、2028年3月撤退へ…経営難に追い打ち、徳島・和歌山を結ぶ航路に幕
徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーが、2028年3月を目処にフェリー事業から撤退すると発表しました。長年、地域を結んできたフェリーの今後の行方に関心が集まっています。
南海フェリーの歴史と現状
1975年に南海汽船から小松島ー和歌山航路を引き継ぎ事業を開始した南海フェリー。1983年には高速船を導入し、順調な滑り出しを見せました。しかし、1985年の国鉄小松島線の廃止を皮切りに、1998年の明石海峡大橋の開通による利用者の激減など、厳しい時代が続きました。
1999年には小松島港から撤退し、徳島-和歌山航路へと移設。近年は新型コロナウイルスの影響による収入減に加え、燃料費の高騰が経営を圧迫し、事業継続が困難との判断に至ったようです。
安全確保の観点から撤退時期の前倒しも
南海フェリーは、従業員の確保が難しく、安全運航に支障が出る可能性がある場合、撤退時期を早める可能性も示唆しています。地域住民にとって、生活や観光に欠かせないフェリーの今後の動向は、大きな関心事と言えるでしょう。
南海フェリーの撤退は、地域経済や観光業にも影響を与える可能性があります。今後の代替交通手段の確保や、地域活性化に向けた取り組みが求められます。