韓国KOSPI、中東情勢の懸念を払拭し過去最高値更新!半導体セクターが牽引
韓国の株式市場を代表するKOSPI(韓国総合株価指数)が、21日に6388.47という過去最高の終値を記録しました。2ヶ月近く続く中東情勢の不安定化という逆風を乗り越え、再び上昇トレンドを取り戻した形です。4月に入ってからのKOSPIの上昇率は、主要20カ国・地域(G20)の中でも最も高い水準となっています。
KOSPI上昇の背景:業績への期待が高まる
証券業界では、これまでKOSPIを重く見ていた中東情勢への懸念が後退し、企業の業績に注目が集まっていることが、今回のKOSPI上昇の背景にあると分析しています。特に、半導体セクターの好調が市場全体を牽引しています。
54社が新高値!半導体、造船、建設業が好調
KOSPIは、4月に入ってから26.4%も上昇し、G20の株価指数の中でトップクラスの伸びを示しています。この日、KOSPIに上場する企業のうち54社が52週ぶりの新高値を更新しました。特に、半導体、造船、建設といった製造業を中心に、企業業績への期待感が高まっていることが影響していると見られています。
SKハイニックスとサムスン電子が牽引
今月23日に決算発表を控えている半導体大手SKハイニックスは、前日比4.97%高の122万4000ウォン(約13万2400円)で取引を終え、連日新高値を更新しています。サムスン電子も2.10%上昇し、21万9000ウォンで新高値を記録しました。また、二次電池の代表格であるLGエナジーソリューションは11.42%急騰し、時価総額ランキングで3位に躍り出ています。
外国人投資家と機関投資家の買いが加速
この日のKOSPIの上昇は、外国人投資家と機関投資家の買いが主導しました。外国人投資家は1兆3000億ウォン、機関投資家は7000億ウォンを買い越しました。一方、個人投資家は1兆9000億ウォンを売り越し、利益確定の動きが見られました。
「TACO」パターンからの学習効果も?
中東情勢の長期化に対する懸念が薄れていることも、KOSPIの上昇を後押ししている要因の一つとして挙げられます。新韓投資証券の分析によれば、過去の「TACO(TrumpAlwaysChickensOut:トランプはいつもビビって逃げる)」パターン、つまり、アメリカのトランプ前大統領が軍事介入を回避する傾向から、市場が学習し、リスク回避姿勢が和らいだ可能性があります。
コスダックも上昇、ウォン相場も堅調
KOSPIに連動して、コスダックも0.36%高の1179.03で終値を記録し、8営業日連続の上昇を続けました。また、ドルに対するウォン相場も堅調で、前日比8.7ウォン高の1468.5ウォンで取引を終えました。