高市首相、中東情勢受け補正予算は「現時点では必要なし」 経済への影響警戒も予備費活用で対応へ
中東情勢の緊迫化を受け、国会で経済対策が議論される中、高市早苗首相は、現時点では補正予算の編成は必要ないとの認識を示しました。5月からの休業増加による経済への影響を懸念する野党に対し、令和8年度予算の予備費を活用することで対応できると強調しました。
補正予算編成を求める野党、首相は現状維持を強調
立憲民主党の森本真治議員は、中東情勢の長期化による経済への影響を指摘し、緊急経済対策とそれを裏付ける補正予算の編成を求めました。しかし、高市首相は、令和8年度予算に計上された予備費を活用することで、現時点では補正予算の編成は不要だと述べました。
ガソリン価格抑制は予備費で対応、節約要請には否定的な姿勢
政府は現在、ガソリン価格の高騰を抑制するために補助金を支給していますが、高市首相は、この財源についても今年度予算の予備費を活用できると説明しました。また、原油の安定供給については「年を越えてメドはついている」と改めて強調しました。
国民に向けた節約要請については、「経済、社会活動を止めるべきではない」と否定的な見方を示しました。一方で、石油関連製品の供給の偏りや流通の目詰まりについては解消に向けて対応を進めているとし、買い占めを防ぐために、国民一人ひとりが「必要な量を買い求めるようお願い申し上げる」と呼びかけました。
初の夜の会合で議員を慰労
この日、高市首相は、衆院予算委員会のメンバーを公邸に招き、初の夜の会合を開き、議員らを慰労しました。緊迫した状況下での国会審議を重ねる議員へのねぎらいの場となった模様です。