中小D2C企業を直撃する「ナフサショック」!ベイコスメティックスがサプライチェーン多角化で打開策
中東情勢の不安定化により、プラスチックの原料となるナフサの価格が高騰。オイルショックならぬ「ナフサショック」が、日用品の容器調達コストを押し上げ、中小のD2C(DirecttoConsumer:メーカーが直接消費者に販売する形態)企業に深刻な影響を与えています。
値上げに踏み切れない中小D2Cの苦境
大手企業は価格転嫁(値上げ)で対応できますが、中小D2C企業はブランドイメージや顧客離れを考慮し、安易な値上げが難しいのが現状です。そんな中、「プラスチック容器の枯渇」という問題も深刻化しており、ポンプやスポイトなどの調達期間が従来の倍以上の6ヶ月以上に長期化。このままでは夏までに店頭から商品が消える可能性も指摘されています。
ベイコスメティックスが危機をチャンスに変える
この状況を打破しようと、2023年12月に創業したベイコスメティックスが注目を集めています。マーケティング会社発の「課題解決型OEM」として、ナフサショックによる危機的状況を受け、迅速に中国の容器メーカーへ直接交渉を行い、独自のルートを確立。特定の国やルートに依存しない、複数のサプライチェーンを構築することで、原価高騰を抑制し、供給体制を1億本超へと急拡大させました。
安定供給を死守!顧客の声も続々
さらに、国内での二重検品体制を組み合わせることで、容器不足の中でも通常通り「3ヶ月納品」を死守。安定供給に苦しむブランドにとって、ベイコスメティックスはまさに生命線となっています。
実際に、ベイコスメティックスには以下のような声が寄せられています。
- 「毎月数万本売れている売れ筋商品が作れなくなる寸前だった。安定供給のおかげで顧客を維持できた。」
- 「値上げや納期未定の連絡が相次ぐ中、安定供給の見通しが立って本当に助かる。」
- 「海外展開を始めたばかりで、価格上昇や供給不安が大きかったが、製造が安定して非常に助かる。」
調達強化こそが日本のモノづくりを強化する
ベイコスメティックス代表取締役社長の加藤聡太氏は、「資材や原料の調達強化は、海外サプライヤーへの依存度が高い日本の化粧品業界にとって死活問題です。しかし、この世界的逆境はチャンスでもあります。調達部分の無駄を削ぎ落とし、課題を克服することで、日本の“高品質なモノづくり”をさらに強化できます」と語っています。
ナフサショックという危機を乗り越え、日本のD2C業界が新たな成長を遂げるかどうかが注目されます。