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ガイナックス、42年の歴史に幕…庵野秀明監督が宮崎駿監督からの思い出の御祝儀袋を公開

投稿日:2025年12月11日

アニメ業界に大きな足跡を残した株式会社ガイナックスが、2024年6月破産を報告。2025年12月10日の官報掲載をもって、法人としてのガイナックス消滅しました。そのニュースを受け、庵野秀明監督が率いる株式会社カラーの公式サイトが更新され、ガイナックス設立当初の思い出が公開され、話題となっています。

ガイナックス破産までの道のり

1984年に設立されたガイナックスは、アニメーション制作やゲームソフトの制作販売を手がけ、数々のヒット作を生み出してきました。特に『新世紀エヴァンゲリオン』は、社会現象を巻き起こし、現在では株式会社カラーが著作権を保有しています。しかし、2012年頃から、飲食店経営の失敗やCG会社の設立、運営幹部への高額貸付投資作品の失注などにより経営状況が悪化。神村靖宏氏は、経営陣による会社私物化のような運営が原因だと説明しています。

庵野秀明監督からの報告と感謝

株式会社カラーの公式サイトでは、庵野秀明監督がガイナックスの破産整理完了について報告。「創設期から20年以上籍を置き、今日まで株主として関わっていたものとして誠に残念な最後ですが、静かに受け止めています」とコメントしました。また、ガイナックスの再建・整理に関わった関連各社への感謝敬意を表明し、作品の権利処理や資料の譲渡が正当な手続きをもって完了したことを明らかにしました。

宮崎駿監督からの思い出の御祝儀袋

株式会社カラー2号機の公式X(旧Twitter)では、ガイナックス設立当初の思い出として、宮崎駿監督から贈られた御祝儀袋の写真が公開されました。庵野秀明監督は「写真は宮さん(宮崎駿氏)が、ガイナックス設立当初、高田馬場にあったスタジオ(一軒家)に持って来てくれた御祝儀袋(元はタップ穴の付いた原画用紙)です。棄てられる前に自分が取っておきました。いつの間にか弊社のスタッフが額装してました。あの時から40年以上経ちました。本当に残念な結果となりました。」とコメントしています。40年以上前の思い出が、ガイナックス破産という残念な結果と重なり、多くのファンに感動を与えています。

https://natalie.mu/news/557399

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