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ChatGPT新モデル「GPT-5.2」登場!資料作成やコーディングが劇的に進化?

投稿日:2025年12月12日

OpenAIが最新の生成AIモデル「GPT-5.2」を発表しました。これは、従来のモデル「GPT-5.1」から大幅に性能が向上し、特に知的労働の代替自律型AIエージェントの活用に期待が寄せられています。一体何が変わったのか、詳しく見ていきましょう。

実務能力が大幅アップ!仕事の効率化に貢献

今回のGPT-5.2の最大の進化ポイントは、その実務能力です。企業の資料作成やスプレッドシートの構築など、実際の仕事に近い44種類の業務を評価した結果、なんと人間の専門家と同等かそれ以上の成果を約7割の業務で示しました。しかも、同じ品質の成果物を、人間よりも短時間で、低コストで作成できるとのこと。これは、まさに知的労働の生産性向上に直結する大きな進歩と言えるでしょう。

プログラミング能力も進化!開発現場での活躍に期待

コーディングの性能も強化されています。ソフトウェア開発に近い課題を集めた評価「SWE-BenchPro」では、GPT-5.1を上回り、複数のプログラミング言語に対応したバグ修正機能追加が可能になりました。大規模な既存コードのリファクタリングや、バグの自動修正、コードレビューなども、より少ない手戻りでこなせるようになり、特にフロントエンドや3D表現を含む複雑なUIの実装でその性能が際立ちます。

誤回答が大幅に減少!信頼性も向上

間違えにくさ」も改善点として挙げられます。チャットでの実際の問い合わせを基にした内部評価では、誤回答を含む応答の割合がGPT-5.1に比べて約3割減少。検索ツールを併用するだけでなく、ツールを使わない場合でも誤りが減っており、リサーチや文章作成、分析、意思決定など、日常的な知識仕事での信頼性が高まっています。

大量の情報を処理可能!長文の取り扱いも改善

長い文書の取り扱いも進化しました。多数の文書をまたぐ推論を評価する指標では、最大256kトークンの入力でも高い正答率を示し、レポートや契約書など膨大な資料を扱う作業への適性が向上しています。

画像理解能力も強化!より複雑な情報を読み解く

画像理解の能力も強化され、科学論文のグラフや業務アプリの画面を読み解く能力が向上。誤りがおおむね半減し、画面上のボタンやチャートの位置関係をより正確に把握できるようになりました。

AIエージェントとしての動作も進化!

外部ツールを使いながら応対する「エージェント」としての動作も向上。通信業のサポート業務を模した評価では、ツール呼び出しの正確さが過去最高となり、複雑な条件が絡む問い合わせでも対応が途切れにくくなりました。

科学・数学分野でも最高レベルのスコアを記録

科学・数学分野でも、大学院レベルの理数系問題や高度な数学問題を解くテストで、過去最高レベルのスコアを記録。統計学の未解決問題の一部で、モデルが提案した証明を研究者が検証し、有望な成果が得られた事例も紹介されています。

安全性も向上!より安心して利用可能に

安全性の確保も進められており、自殺や自傷行為を示唆する発言などに対する不適切な応答を抑制する調整が行われています。また、未成年の利用者には自動でコンテンツ制限をかけるため、年齢推定モデルの導入も開始されています。

料金と提供について

GPT-5.2は、ChatGPTの有料プラン(Plus、Pro、Go、Business、Enterprise)向けに順次提供されます。APIでは、「gpt-5.2」(Thinking版)、「gpt-5.2-chat-latest」(高速なInstant版)、「gpt-5.2-pro」(最上位のPro版)として利用可能です。料金は標準モデルのGPT-5.2で入力100万トークンあたり1.75ドル、出力100万トークンあたり14ドルと、GPT-5.1より高めですが、トークン効率の向上により、同じ品質を得るのに必要な総コストはむしろ下がるケースも多いとされています。

OpenAIは、GPT-5.2について「知性と生産性の両面で大きな前進だが、まだ改善すべき点は多い」としており、ユーザー体験と安全性の両立に向けた調整を今後も続ける方針を示しています。

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