12月30日、静岡県で開催された富士山女子駅伝で、東北福祉大が過去最高の準優勝を果たしました。優勝は城西大でしたが、わずか11秒差という激戦でした。この記事では、東北福祉大の快走と、レースのポイントを詳しく振り返ります。

東北福祉大、2区で一気に躍進！

東北福祉大は、1区の小林望迪選手（2年）が8位でタスキを受け、2区の中野芽衣選手（2年）が6人抜きの快走を見せ、一気に2位に浮上しました。その後も、4区の早坂優選手（2年）や、エースの佐々木菜月選手（3年）が区間2位と好走し、5区終了時点で2位をキープしました。

アンカーの村山選手、トップを掴むも…

アンカーの村山愛美沙選手（3年）は、3区でタスキを受け、5.7kmで初めてトップに浮上。しかし、7.2km付近で城西大に逆転され、準優勝という結果となりました。それでも、村山選手は「周りの条件を見て、ワンチャン優勝を狙えるかなと。自分は3年生として勝ち切らなければいけないと思いました」と、最後まで諦めずに戦ったことを語りました。

チーム一丸で掴んだ準優勝

東北福祉大の冠木雅守監督は、「佐々木や村山は強いですが、個々の力だけで勝てるチームではありません。基本から、噛み合うチーム作りをしてきたことが結果につながりました」と、チーム一丸での努力が準優勝に繋がったことを強調しました。選手たちは、フィニッシュエリアで満面の笑みで村山選手を迎え、監督と握手を交わし、喜びを分かち合いました。

主将・平藤選手「100％以上の力を発揮できた」

主将の平藤楠菜選手（4年）は、「それぞれが自分の100％以上の力を発揮できたレースでした。最後に優勝できるかもしれないというドキドキも味わえて、本当にこのチームでやってきて良かったと思います」と、充実した表情で語りました。全日本大学女子駅伝では4位と、今年度大きく飛躍した東北福祉大。来年度の頂点を目指し、さらなる高みを目指します。

富士山女子駅伝の熱戦は、スポーツブルでも詳しくレポートされています。