カバーが「ホロアース」開発方針転換で32億円の減損損失を計上 業績下方修正へ
「ホロアース」の開発方針転換で何が起きた?
「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社が、メタバースプロジェクト「ホロアース」のサービス終了および開発方針の転換を公表しました。これに伴い、同社は2026年3月期決算において、約32億円(31億9900万円)もの多額の減損損失を特別損失として計上することとなりました。今回の判断は、プロジェクトの資産価値を精査した結果、帳簿価額の全額を減損処理するという思い切った決断です。
業績への影響と経営陣の責任
この減損処理と既存事業の調整局面により、2026年3月期の通期業績は前回予想を大きく下回る結果となりました。当期純利益は前回予想から約47.1%減の30億1600万円となり、経営責任を明確にするため、代表取締役社長の谷郷元昭氏をはじめとする経営陣が役員報酬の自主返納を申し出る事態となっています。今後は、これまでホロアースで培ってきた技術や知見を既存のタレント活動支援や表現技術の向上へと集中させ、さらなる事業拡大を目指す方針です。
今後のカバーはどうなる?
今回の下方修正には、米国の通商政策変更による海外ECの減速といった外部要因も重なっています。しかし、カバーは今回の構造改革を通じて、リソースをより成長性の高い領域へ再分配することを選択しました。ファンにとっては「ホロアース」の終了は驚きのニュースかもしれませんが、「タレントの魅力を最大化する」という同社の強みが、今後の技術投資でどう進化していくのか、引き続き注目が集まります。詳細は公式サイトの