「いつクビになるか」常に背中合わせの恐怖。トランスジェンダーレスラー・エチカ・ミヤビが抱く“剥き出しの野心”
プロレスラーとして歩む“綱渡り”の日々。ミヤビが語るリアルな葛藤
2022年、PPPTOKYOで華々しくデビューを飾ったトランスジェンダープロレスラーのエチカ・ミヤビ。長与千種率いる「マーベラス」など活躍の場を広げている彼女ですが、その心中には常に「いつ試合ができなくなるかわからない」という消えない不安が渦巻いています。デビューから3年、ようやく「人並みに動けるようになった」と語る彼女ですが、プロレスの厳しい世界で生き抜くために、毎試合、自分自身に対して凄まじいプレッシャーを課し続けているといいます。「どの試合もミスはできない」という緊張感こそが、今の彼女を突き動かす原動力となっているのです。
嫉妬心さえもエネルギーに。同期や仲間の活躍から得た“負けない心”
2025年2月、マリーゴールド新宿FACE大会で見せた、リングを鋭い眼光で見つめるミヤビの姿がファンの間で話題となりました。当時、活躍の場を広げていたちゃんよたのセコンドにつきながら、彼女が抱いていたのは仲間への純粋なエールだけではありませんでした。「外部から参戦して活躍する選手を見て、悔しさが込み上げた」とミヤビは語ります。しかし、その嫉妬は決して後ろ向きな感情ではありません。「全部奪ってやるくらいの気持ち」で、自分自身が売れて上へ行くために、今の悔しさを糧にすると誓っています。10年後に「なりたかった自分」になるため、彼女は今日も過酷なリングに立ち続けています。