金・銀価格が約7カ月ぶりの安値に!何が起きているのか?初心者にも分かりやすく解説
なぜ今、金と銀の価格が急落しているの?
最近、ニュースで金(ゴールド)や銀の価格が下がっているという話題を目にしませんか?米国時間6月24日、金と銀の価格が約7カ月ぶりの安値を記録しました。これまで「安全資産」として価格が上昇し続けていた金や銀ですが、一体なぜ急落してしまったのでしょうか。主な要因は「米ドル高」と「FRBによる利上げ観測」の2つです。一般的に、米ドルの価値が上がると、ドル建てで取引される金や銀の価格は相対的に割高になり、売られやすくなる傾向があります。さらに、アメリカの中央銀行にあたるFRBが今年後半に利上げを行うのではないかという見方が強まり、金利がつかない金や銀を手放す投資家が増えているのです。
「金利は重力」貴金属にとって厳しい市場環境
専門家からは、「金利は重力のようなもの」という言葉も聞かれます。これは、金利が上昇すると重力が増し、金や銀といった資産価格が押し下げられてしまうという投資の格言です。実際、先日のFRBの会合では、政策理事の半数が今年中の利上げを支持する姿勢を示しました。かつて1月には金が5600ドル、銀が121ドルという史上最高値を更新していましたが、現在はその頃に比べると大幅に価格を下げています。世界的な利上げムードが続く限り、貴金属の価格はしばらく低迷が続く可能性があると予測するアナリストも少なくありません。
地政学リスクでも上がらない?これまでの「定説」が変わる可能性
これまで、イラン紛争のような国際情勢の不安定な時期には、安全資産である金が買われるのが常識でした。しかし、今回はその定説が覆される形となっています。イラン紛争が始まってから、金価格は22%以上も下落しており、市場全体の売りに対する「防衛手段」としては機能しなかったのが現状です。株安やハイテク株の調整も重なり、投資家は今、非常に難しい判断を迫られています。今後の投資戦略を考える上では、単なる「安全資産」というイメージだけでなく、金利の動きやドル相場をしっかりとチェックしていくことが、これまで以上に重要になりそうです。詳しい市場分析については、