【衝撃】世界のCO2排出増の3分の1は米国?石炭回帰が招いた環境への逆行
米国の「石炭回帰」が世界の脱炭素の流れを止める?
最近、地球温暖化対策が叫ばれる一方で、少しショッキングなニュースが飛び込んできました。英エネルギー研究所の最新レポートによると、2025年の世界のCO2(二酸化炭素)排出量増加分のうち、なんと約3分の1を米国が占めていたことが判明しました。これまでクリーンなエネルギーへと舵を切っていたはずの米国で、一体何が起きているのでしょうか。
なぜ米国はクリーンエネルギーから遠ざかったのか
今回の排出量増加の大きな要因は、米国における「石炭への回帰」です。天然ガスの価格が急激に上昇したことを受け、多くの電力会社がコストを抑えるために石炭の使用を増やしました。その結果、2025年の米国の石炭消費量は前年比で10%も増加。過去10年間、排出量を減らしてきた米国の努力が、わずか1年で逆行してしまった形となります。
AIとEVが電力需要を爆発させている
世界的な課題として、エネルギー消費の爆発的な拡大も挙げられます。報告書によると、世界の電力需要は前年比で3%増加しました。これは、電気自動車(EV)の普及や、最新技術であるAI(人工知能)を支えるデータセンターの稼働が大きく影響しています。便利な暮らしを維持するための電力が、皮肉にも環境負荷を高めるというジレンマに直面しているのです。
太陽光発電は過去最高の伸びを記録
もちろん、すべてが悪いニュースというわけではありません。再生可能エネルギーの伸びは非常に好調で、特に太陽光発電は30%の大幅増を記録しました。全体のエネルギー供給量に対する再生可能エネルギーの貢献度は依然として高く、クリーンエネルギーへの移行自体は確実に進んでいます。世界中で「いかに効率よく脱炭素を進めるか」という競争が、今後さらに加速することは間違いなさそうです。
今回のレポートの詳細は、英エネルギー研究所の