米株が最高値更新!雇用統計の結果を受けて相場はどう動いた?
米雇用統計が予想を下回り、市場には安心感が拡大
2日のニューヨーク株式市場は、投資家にとってポジティブなニュースが重なり、ダウ平均株価が一時最高値を更新する好調なスタートを切りました。今回の株価上昇の大きなきっかけとなったのは、米労働省が発表した6月の雇用統計です。非農業部門の就業者数は市場予想を大きく下回る結果となりましたが、これが逆に「FRBによる過度な利上げ懸念が和らぐ」という受け止められ方をされ、買いが優勢となっています。金利上昇のプレッシャーが少しでも遠のくことは、成長株にとって追い風となるため、ハイテク株中心のナスダック総合指数も堅調に推移しています。
中東情勢の緩和と個別の企業動向にも注目
市場を支えているのは雇用統計だけではありません。米国とイランの間で間接的な協議継続が合意されたことを受け、中東情勢の緊張緩和が意識されています。これにより原油先物価格の下落傾向が続いており、世界的なインフレ懸念が後退していることも株価を下支えする大きな要因です。個別銘柄では、中国企業との取引交渉が報じられたアップルが買われているほか、ボーイングなども堅調に推移しています。一方で、テスラが世界販売台数を発表したことによる動きなど、注目の銘柄は相変わらず高い関心を集めています。今回の相場は、景気減速への警戒感と、インフレ沈静化への期待が交錯する重要な局面といえそうです。