歩行中の小学生の事故、7割は「落ち度なし」 千葉県警が警鐘を鳴らす登下校の危険とは
子どもに落ち度がない事故が7割!ドライバーに求められる「予測運転」
「自分は交通ルールを守っているから大丈夫」と思っていても、ふとした瞬間に悲しい事故は起きてしまいます。千葉県警が2021年から2025年までの5年間、歩行中の小学生が巻き込まれた交通事故を分析した結果、驚くべき事実が判明しました。事故に遭った児童の約7割(69.5%)が、交通ルールに違反していない「落ち度のない」状態だったのです。これは、子ども自身が気をつけていても防ぎきれない事故が多発していることを意味しています。
事故が多いのは「放課後の夕方」と「朝の登校時間」
分析によると、5年間で計856人の小学生が事故に遭っており、特に事故が発生しやすい時間帯は「午後3時台」が最多でした。次いで午前7時台、午後4時台と続いており、まさに子どもたちが登下校する時間帯に集中しています。子どもたちは視野が狭く、大人が予測できない動きをすることがあります。ドライバー側が「この時間帯は子どもが歩いているかもしれない」という意識を持ち、減速や周囲への警戒を徹底することが、尊い命を守る唯一の手段です。
「飛び出し」は重傷化リスク大!保護者も知っておきたい交通安全のポイント
一方で、事故で死者や重傷を負ったケースに限ると、児童側に「違反あり」とされる割合が47%と急増します。その原因の約7割を占めるのが「飛び出し」です。子どもは興味があるものに向かって急に走り出してしまう特性があるため、保護者の方は日頃から「道路では急に止まること」「横断歩道以外では渡らないこと」を繰り返し教えることが大切です。今回の分析結果について、千葉県警の朝倉裕介警部補も「子どもの特性や事故多発時間帯を理解し、事故を未然に防いでほしい」と強く呼びかけています。私たち大人が余裕を持って運転し、子どもたちを交通事故の危険から守っていきましょう。