中国半導体大手CXMTが爆速上場!時価総額で国内トップに躍り出る
AI時代を勝ち抜く中国の星、CXMTが上海市場に華麗デビュー
中国の半導体業界に歴史的な瞬間が訪れました。中国の半導体メモリー大手、長鑫存儲技術(CXMT)を傘下に持つ長鑫科技集団が、ついに上海証券取引所へ上場。初値から強烈な買い注文が殺到し、IPO価格比で最大6.35倍という驚異的な上昇を記録しました。終値ベースでも時価総額は約3兆7000億元(約89兆円)に達し、中国本土市場で時価総額1位の座に輝いています。
個人投資家の熱気が凄まじい!応募倍率212倍の人気ぶり
今回のIPOは、中国市場において2010年の中国農業銀行以来となる大規模なものとなりました。特に個人投資家からの注目度が圧倒的で、申込件数は940万件、申込総額は7兆700億元という桁違いの数字を叩き出しています。これは海外の著名企業と比較しても破格の規模です。中国政府が推し進める「半導体の自給自足」の象徴として、多くの投資家が将来性を強く確信していることがうかがえます。
スマホからAIサーバーまで!世界に挑む「DRAM専業銘柄」
CXMTは、今や世界中で需要が高まっているDRAM(コンピューターのデータを一時的に保存するチップ)を開発・製造する重要企業です。スマホだけでなく、今最も注目されるAIサーバーにも不可欠な技術であり、外国勢に対抗できる数少ない中国メーカーとして期待が高まっています。今回のIPOでは、中国で縁起が良いとされる数字「6」と「8」を徹底的に採用するなど、国家プロジェクトとしての並々ならぬ気合が伝わってくる上場劇となりました。
当局の慎重な価格設定が、逆に投資家の期待を煽る結果に
なぜこれほど株価が跳ね上がったのか。その背景には、中国当局の徹底した「安値設定」戦略があります。当局は投資家の損失を防ぐため、公開価格を抑えめに設定する傾向があります。その結果、市場の期待値と価格のギャップが生まれ、上場直後に買いが集中するという構図が完成しました。政府による強力な市場支援姿勢も追い風となっており、CXMTは今後、中国のハイテク産業の浮沈を握る最重要銘柄として、世界中から熱い視線を集めることになりそうです。