【甲子園】横手応援団長の魂!代々受け継がれる「伝統の袴」に込められた想いとは
何度も縫い直された歴史が物語る、応援団長・小西結都さんの誇り
第108回全国高校野球選手権大会のアルプススタンドで、一際目を引く袴姿で声を張り上げる一人の高校生がいました。横手高校の応援団長・小西結都さん(3年)です。彼が身にまとっているのは、前回の甲子園出場時から受け継がれてきた、左腕に校章が入った伝統の袴。小西さんは「自分が着られるのがすごい光栄だった」と、その重みを感じながら大役を務め上げました。袴の両肩には、57年という長い年月の中で繰り返されてきた修繕の痕が刻まれており、まさに横手の歴史そのものといえる一着です。
「将来の夢は教員」スタンドを一つにした情熱の応援
試合は敦賀気比に惜しくも敗れましたが、小西さんの喉から絞り出されるような全力の応援は、間違いなくアルプススタンドを鼓舞し続けました。「声の大きさには自信がある」と語る通り、吹奏楽部や野球部と連携を取りながら、聖地独特の緊張感の中でも見事に全体をまとめ上げました。秋田大会の決勝で破れてしまった袴を、甲子園入りの前に母親に縫い直してもらったという心温まるエピソードも。「良い経験をさせてもらっている」と笑顔を見せる小西さんは、将来は小学校の教員を目指しています。勝敗を超えた場所で、伝統を受け継ぎ、仲間を支え抜いた彼の姿は、多くの人の心に深く刻まれたはずです。