45歳で史上最年長新人賞!リリー・フランキーが今もあえて“俳優”を名乗らない理由とは?
「演技は勉強しちゃいけない」異物であり続ける覚悟
45歳にして映画『ぐるりのこと。』でブルーリボン賞新人賞を史上最年長で受賞したリリー・フランキーさん。マルチな才能を持つ彼が、なぜ長年映画界の第一線で活躍しながらも、自らを「俳優」と名乗らないのか。その背景には、彼が大切にしている「アマチュアリズム」という哲学がありました。リリーさんは「演技を勉強しすぎないこと」を意識しており、自分が映画という作品の中で「異物」として存在し続けることが、自分をキャスティングしてくれる監督たちへの誠意だと語ります。
「逃げない人」を演じるということ
18年ぶりに4Kリマスター版として公開された『ぐるりのこと。』。橋口亮輔監督から「カナオという役は君しかいない」と熱烈なオファーを受けた当時を振り返り、リリーさんは「逃げない人」という役の核心について語っています。「人間関係は、自分のことを見捨てない人が1人でもいれば100点」と語る彼が体現した、寄り添うような空気感。その自然体な佇まいは、数多くの映画を観てきた彼だからこそ醸し出せる独自の魅力といえるでしょう。
映画に「猫可愛がり」される、不思議な縁
これまで一度も自分を俳優と呼んだことがないリリーさんですが、映画界からのオファーは途切れることがありません。本人曰く、それは「映画に猫可愛がりされている」からだそう。プロの俳優にはない、絶妙な「アマチュアリズム」を残すことで、作品に新しい風を吹き込み続けています。「油断しているとあなたも映画に出るかもしれない」と冗談めかして語るその言葉からは、映画というカルチャーを心から愛し、大切にしている姿勢が伝わってきます。詳細はぜひ