「トミー・ジョン手術」の由来、元メジャー投手トミー・ジョン氏が83歳で死去
プロ野球界の歴史を変えたレジェンド、トミー・ジョン氏を偲ぶ
野球界で「トミー・ジョン手術」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。大谷翔平選手をはじめ、多くのトッププレイヤーが受けてきたこの手術の代名詞とも言える、元大リーグ投手のトミー・ジョン氏が、米フロリダ州の自宅で亡くなりました。83歳でした。
通算288勝の名投手が残した「魔法の手術」という希望
トミー・ジョン氏は1963年にメジャーデビューを果たし、ドジャースやヤンキースなどで1989年まで活躍。左腕として通算288勝という素晴らしい記録を残しました。しかし、彼の名前が歴史に深く刻まれたのは、1974年に受けた手術がきっかけです。
当時、選手生命を絶たれることも珍しくなかったひじの靱帯損傷に対し、彼は別の部位の腱を移植するという革新的な手術に踏み切りました。見事にマウンドへ復帰を果たしたことで、この術式は「トミー・ジョン手術」と呼ばれるようになり、現在では村田兆治氏、桑田真澄氏、松坂大輔氏、ダルビッシュ有選手、大谷翔平選手ら、日米の球史を彩る名選手たちのキャリアを救い続けています。
一人の投手の決断が、その後の野球界の常識を大きく変えたことは間違いありません。多くの選手の「夢」を守り続けてきた彼の功績を称え、心よりご冥福をお祈りします。
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